東京ヴェルディとFC町田ゼルビアが激しい戦いを繰り広げた東京クラシック(7月20日/町田が1−0と勝利)で印象深いシーンがあった。32分の事象である。
最終ラインでボールを持ったCBの昌子源が中途半端な球捌きからボールロストしてピンチを招く。その直後だ。このベテランDFがシャドーの西村拓真に向かって激しくジェスチャーで何かを伝えている。
どんな要求をしたのか、それが気になったので試合後のミックスゾーンで本人に訊くと、以下の答が返ってきた。
「自分たちがボールを落ち着かせた時にみんなが休む状態になっている。できれば(自分の位置からGKの谷)晃生に下げたくないので、拓真におりてきてよと。本来なら拓真がスッとおりてきて、そこに斜めのパスを入れられる。でも、あの時はヘンリー(望月ヘンリー海輝)と拓真が完全に横に並んでいて(パスを)出せませんでした」
「ほんまになんで勝ったんだろう」
昌子の理想は“敵ゴールに矢印が向いているパス”。バックパスや横パスでは相手にプレッシャーをかけられないので、極力縦パスを入れたい。そうやって局面を動かさないと、得点に繋がらないという主張をしたのだろう。「拓真に斜めのパスが入れば、その次にヘンリーが見えてくる」とのコメントからも、それは推察できる。
相手に楽をさせてはいけない。それが昌子のスタンスだ。
「しんどさはありました。あれだけ(東京V)にボールを持たれて、前からはめようとしても上手く行かなくて。前の選手の気持ちも分かるけど、そこで休んでしまうと相手は相当楽なので」
バックパスに逃げるのは簡単だが、それではゴールへの道は開けない。最終ラインでの連続した横パスもリスクが高く、そうなるとベストは縦パス。昌子のコメントはCBの心理を如実に表わしたものである。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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「しんどさはありました。あれだけ(東京V)にボールを持たれて、前からはめようとしても上手く行かなくて。前の選手の気持ちも分かるけど、そこで休んでしまうと相手は相当楽なので」
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