お互いに一歩も引かず、激しく撃ち合う。結果は3-3のドロー。ベルマーレ対セレッソ、見応えがあったね。
特に印象的だったのが、セレッソのチーム3点目を決めたチアゴ・アンドラーデ。個の打開力は抜群。グイグイとサイドを切り崩していく。巧みな切り返しで相手を翻弄。強烈だった。
1トップのラファエル・ハットンはスピードがあって、攻撃に勢いと迫力を生んでいた。右サイドのルーカス・フェルナンデスは、ちょっと抑え込まれた感もあったけど、随所に効果的なプレーを披露。2人とも得点も記録して、きっちりと仕事をこなした。
強烈な助っ人トリオに加えて、輝きを放ったのが香川だ。この日はトップ下で先発。やっぱりボランチよりも、より攻撃に絡めるこのポジションのほうがいいね。生き生きとしていたように思う。
ルーカスの先制弾に関与して、見事なスルーパスでチアゴの得点をお膳立て。このアシストは、彼の高度なテクニックと戦術眼が詰まっていた。それ以外でも、積極的にプレーに絡んで、気の利いたパスを出していた。
何よりもポジショニングがいいよね。わずかなスペースでも、パスを引き出せる場所にいる。相手のビルドアップをけん制するような立ち位置も取れる。やっぱりクレバーだよね。ちょっとだけ右にずれるとか、何気ない動きだけど、あれは相手もやりづらかったはずだよ。
精力的なディフェンスでも貢献。本当に36歳? っていうぐらいの運動力で、ピンチを未然に潰そうとする。攻守の両局面で目立っていたね。
高度なテクニックと戦術眼が詰まったアシスト
香川という絶対的な軸があって、個性のある助っ人3人が果敢にアタックを繰り出す。セレッソはまだ中位にいるけど、攻撃がさらにハマってくれば、上位進出もありそうだね。
一方のベルマーレは、1点ビハインドで迎えた終了間際にルイス・フェリッピのゴールでしぶとく追いついた。残留争いの渦中で貴重な勝点1をもぎとった。
アルビレックスから加入した太田修介がさっそくスタメンで出たけど、左サイドで存在感があったね。期待どおりのパフォーマンス。早くもフィットしているようだし、残留のキーマンになるかもしれない。
【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、53歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた“40メートルFK弾”は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説者や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを研究する日々を過ごす。23年に『左利きの会』を発足。
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岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、53歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた“40メートルFK弾”は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説者や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを研究する日々を過ごす。23年に『左利きの会』を発足。
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