新たな日本人ストライカーとなれば、クラブの歴史に名を残した先輩との比較は避けられない。

　セルティックは川崎フロンターレに所属する日本代表FWの山田新の獲得に近づいていると言われる。E-１選手権後の加入が報じられているところだ。

　当然、古橋亨梧を思い起こす現地サポーターは少なくないだろう。１月に移籍するまで公式戦で85得点をあげ、レンジャーズとのダービーなど大一番で活躍し、数々のタイトル獲得に貢献した点取り屋は、クラブのレジェンドであるヘンリク・ラーション以来のストライカーとも称賛されていた。

　専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、元プレミアリーグの得点王で、レジェンドOBのクリス・サットンは地元紙『Daily Record』で、「ヤマダとキョウゴの比較については保留したい」と述べている。

「まず、キョウゴはJリーグでもっと素晴らしい実績を残してきた。ヤマダは2024年シーズンで20得点超とゴールを決めている。だが、2025年はまだいくつか決めただけだ。2023年もそれほどではなかった」

「キョウゴに似たタイプの選手のようだ。裏に抜け出し、ペナルティエリアでの中で最高の仕事をする。キョウゴのように試合から離れつつ、機会を待つことができる。セルティックにとって有益な補強となるかもしれないが、代表でのキャップ数はひとつだけ。一度でも招集されるのはトップ選手の兆候だが、メインのストライカーになる準備が整っているのだろうか。議論の余地がある」
 

　コメントを伝えた67 HAIL HAILは、「ヤマダが最後に得点をあげたのは３月のFC東京戦。現時点では、ストライカーとしてのサットンの直感を疑問視することはできないだろう」と続けた。

「しかし、この夏本当にわずか150万ポンド（約２億9000万円）で加入したら、セルティックファンが間違えていたと証明するかもしれない。それは時間だけが教えてくれるだろう」

　もちろん、セルティックとその関係者やファンは、山田が古橋のようにゴールを量産できることを願っているはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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