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「彼はW杯に連れて行ってもいいのでは?」日中戦を取材していた海外記者が驚嘆した日本代表戦士は? 長友佑都のプレーには「Jリーグでは問題ないかもしれないが…」【現地発】

カテゴリ:日本代表

江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

2025年07月14日

「上手さが際立つサッカーをするのは厳しい」

中国を2-0で下した日本代表。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 日本代表は7月12日のE-1選手権第2戦で、中国代表と韓国の龍仁で対戦。守備を固める相手にやや苦戦したものの、11分にFW細谷真大のシュートで先制すると、63分に右ウイングバックの望月ヘンリー海輝が放ったミドル弾で加点し、2-0で勝利を収めた。

 この一戦を取材していた韓国の著名なホン・ジェミン記者に、日本代表の印象を尋ねると、「国内組中心で、しかも代表経験の浅い選手が多いこのメンバーでは、いつもの日本代表のような、上手さが際立つサッカーをするのは、厳しいと感じました」と評した。

「代表デビュー組の8番(田中聡)や11番(原大智)、17番(宇野禅斗)は、あまりいいパフォーマンスとは思いませんでした。最も印象に残ったのは10番(細谷真大)ですね。点を取っただけでなく、密集地帯でボールを受ける動きも良かった。彼はワールドカップに連れて行ってもいいんじゃないですかね」
 
 また、左ウイングバックの俵積田晃太にも言及。「20番は後半、ドリブル突破が光っていました。追加点の起点にもなったのに、直後に交代になり、もったいなかった」と感じたという。

 そして、2年7か月ぶりの出場を果たした長友佑都については厳しい見方をしている。

「E-1選手権やJリーグでは問題ないかもしれませんが、ワールドカップで戦えるかどうかは正直、疑問です。強度が上がるなかで、ペースについていけるのか。中国戦のプレーを見る限り、不安が残ります」

 その長友自身もW杯のメンバー入りに向けて、「足りないことが多すぎる」と語っていた。本人もこの1試合だけで、その座が勝ち取れるとは考えていないだろう。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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