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中国戦で先制弾を生んだ“意外な起点”。ゴールの細谷でも、アシストの田中でもない、もうひとりの主役とは?【E-1/日本代表】

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2025年07月12日

あのパスは称賛に値した

中国戦で存在感を示した綱島。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 ゴールに矢印を向けるプレーが如何に重要か。中国戦はそれを改めて痛感させられた一戦だった。

 2025年7月12日、E-1選手権を戦う日本代表が中国と対戦。香港との初戦から11人全員を入れ替えたスタメンは以下のとおりだ。システムは3−4−2−1で、GKは早川友基、3バックは長友佑都、植田直通、綱島悠斗、2ボランチは田中聡と宇野禅斗、右ウイングバックが望月ヘンリー海輝、左ウイングバックが俵積田晃太で、2シャドーは原大智、佐藤龍之介、CFは細谷真大だった。

 立ち上がりから攻め込んだ日本は11分、細谷のゴールで幸先よく先制。そこから中国にペースを握られる時間帯がありながらもGK早川らの奮闘で失点せず、63分に望月のミドルで追加点を奪って2−0と勝利した。そんな一戦でもっとも印象的だったのは、先制点のシーンだ。

 田中の縦パスに反応した細谷が相手を背負った状態で反転して右足で振り抜いてゴールネットを揺らしたわけだが、ここで注目したいのは田中でも細谷でもない。意外と思われるかもしれないが、最初の決定機を生むうえで“起点”となったのはCBの綱島だ。
 
 見逃せなかったのは、綱島の状況判断だ。11分、彼はボールをキープしてから右サイドに展開せず、センターのエリアにいた田中にパスを出した。このプレーに痺れたのである。

 見方によっては平凡なパスだろう。ただ、是非見返してほしい。

 あそこでサイドにボールをつけていたらそこで攻撃の流れは止まっていた。田中を選択したことで日本の矢印は相手ゴールに向き、結果的に田中、細谷と繋がって先制点が生まれたわけで、その点で綱島のパスは称賛に値したのだ。

 プレーの矢印がゴールに向かってこそ敵に恐怖を与えられるのだから、その意味でも綱島のパスは理に適っていた。先制点を作り出すうえで、綱島は主役級の働きをしたと言っても大袈裟ではない。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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