現地６月29日に開催されたクラブ・ワールドカップの決勝トーナメント１回戦で、リオネル・メッシを擁するインテル・マイアミが、今大会直前にチャンピオンズリーグ初優勝を果たしたメッシの古巣パリ・サンジェルマンと対戦。０－４で大敗した。

　欧州王者との力の差は歴然だった。開始６分でジョアン・ネベスに先制点を許すと、そこから失点を重ね、前半だけで４発を叩き込まれた。

　厳しい結果を受け、米大手スポーツメディア『ESPN』は「メッシでさえ、PSG とマイアミの差を埋められなかった」と題した記事を掲載。こうレポートしている。

「PSGはルイス・エンリケ監督の下、正確なパスと完璧なポジショニングでマイアミのディフェンスを突破し、エレガントなサッカーを披露した。彼らは19本シュートを放ち、うち９本が枠内という攻撃の優位性を維持したまま試合を終えた。もう少し運が良ければ、４点以上挙げられただろう。マイアミは国際的な恥辱を避けるために可能な限り防御に徹したが、ハーフタイムの時点でスコアは０－４になっていた」
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　同メディアはそのうえで、「MLS 最大の魅力あるクラブと、ヨーロッパのエリートチームとの才能の差を埋めるのは、メッシでさえも不可能だった」と指摘。現実と限界を伝えた。

「有名な10番は、わずかなスペースから魔法のようなプレーを見せ、試合を決定付けるFKを蹴れるが、多くの場合、彼だけでは勝利できない。彼はポルトとの試合で勝利に導いたが、チャンピオンズリーグの覇者に対しては助けが必要だった。しかし、ピンクのユニホームを着た他の選手たちは、必要なレベルに達していなかった」

　メッシのキャリア初の古巣対戦は、非常に苦いものとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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