プレミアリーグの名門トッテナムが、川崎フロンターレの日本代表DF高井幸大の獲得で合意に至った。

　英公共放送『BBC』などが６月23日にこのニュースを報じて以降、イングランドではこの20歳のCBに関する様々なニュースが飛び交っている。

　日本の逸材が加入は、ポジティブな面もあれば、もちろんネガティブな要素もある。とりわけ、ポジションを争うライバルにとってはそうだろう。

　例えば、トッテナムの専門サイト『Tottenham News』は「移籍合意後、ベン・デイビスは絶対に激怒するだろう」と見出しを打ち、次のように伝えている。

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「デイビスは現在トッテナムで最も長く在籍している選手であり、今夏に満了する予定だった契約の１年間のオプションをトッテナムが行使したため、少なくとも2026年まではノースロンドンに留まる予定となっている。しかし、ウェールズ人選手は近年序列が下がっており、あまり満足していないようだ」

「トッテナムが川崎フロンターレのセンターバック、コウタ・タカイをJリーグの選手としては史上最高額の移籍金500万ポンドで獲得することで合意したと広く報道されている。今回の移籍はデイビスにトッテナムでの将来を真剣に考えさせる可能性もある。32歳は契約延長が決まっているにもかかわらず、依然としてレクサムのターゲットとなっている」

　同メディアは、「ウェールズ人選手は、タカイの加入により出場時間がさらに減る可能性が高い。そのため、コンスタントに出場機会を得られるチームへの移籍を認めず、トッテナムが契約を１年延長したことに憤慨している可能性もある。その結果、夏の移籍が現実味を帯びてきた」と続けている。

　日本の若武者の加入が、来シーズンで在籍12年目を迎える重鎮DFの去就に影響を与えるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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