この夏の残留という決断は、地元記者を驚かせたという。

　リバプールの遠藤航は、2024-25シーズンに出場機会を大きく減らされた。それでも、プレー時間を増やすために移籍する考えはないとしている。

　アルネ・スロット監督の下で、スタメンとして評価されなかったのは周知のとおりだ。プレミアリーグとチャンピオンズ・リーグでの先発出場は、それぞれ１試合ずつだけだった。

　だが、遠藤はシーズン途中から「クローザー」としての地位を勝ち取った。リードを守りたい終盤に投入されるようになり、短い時間で印象的なプレーを見せ、指揮官と周囲の信頼を勝ち取っている。

　専門サイト『Rousing The Kop』によると、デイビッド・リンチ記者は『Sports Mole』で「エンドウに近い人と数週間前に話した。彼は移籍しないと思う。彼は残る決意をしていると思うよ」と話した。

「正直、まったく予想していなかった。彼は移籍して、もっと出場機会を増やしたがると思っていた」

「でも、彼は今いるところで幸せなようだ。確かにもっとプレーしたいだろう。だが、彼は来季もリバプールでそのための戦いたいと望んでいる。リバプールでプレーするという夢をあきらめずにね」

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　Rousing The Kopは「リバプールはプレミアで最も支配的なチームのひとつだったが、終盤を見る限り、いくつか改善点があることは明らかだ」と報じている。

「だが、エンドウがクラブに残るのは朗報だ。彼はその経験や守備力で、チームにとって完ぺきなメンバーとなっている。また、彼は決して騒ぎを起こさないし、プレミアでプレーすることで本当に幸せな様子。たとえ出場機会が限られていても、だ」

　日本代表でキャプテンを務める遠藤は、誰よりも出場時間の増加を願っているだろう。ただ、それを別のクラブではなく、リバプールで実現させたいと意気込んでいる。ベテランの献身を、地元メディアも好意的にみているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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