現地６月26日に開催されたクラブW杯のグループステージ第３節で、北野颯太と川村拓夢（膝の負傷で離脱）が所属する勝点４のレッドブル・ザルツブルクが、同４のレアル・マドリーと対戦。前節のアル・ヒラル戦（０－０）でデビューした北野は出番なしで終わったなか、今季のチャンピオンズリーグ（CL／１－５）に続き、０－３で大敗した。

　同じ時間に最下位のパチューカと戦い、２－０で勝利を収めたアル・ヒラルが勝点を５に伸ばしたため、ザルツブルクは３位に転落。決勝トーナメント進出は叶わず、グループステージで敗退となった。

　クラブ公式サイトによれば、トーマス・レッチュ監督は「事実として、今日は絶対に０－３で終わるべきではなかった試合を落とした」と発言。結果的に大敗で終わってしまった要因には、立て続けに失点した前半終盤のパフォーマンスを挙げた。

「前半の終盤で私たちはあまりにも消極的すぎてしまい、残念ながら試合を相手に渡してしまった。後半のプレーを見てくれ。私たちが勇敢に戦い、自らの能力を信じれば、レアル・マドリー相手にもチャンスを作れる。これはポジティブな点として捉えるべきだ。我々は非常に良いパフォーマンスを見せたし、誰も頭を下げて帰る必要はない」
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　胸を張って堂々とアメリカを去ろう――。今年１月からオーストリアの雄を率いる56歳のドイツ人指揮官は、あくまでポジティブに締め括った。

「私たちは、世界最高のチームが集まる素晴らしく組織されたビッグイベントで、素晴らしい経験をできた。小さな国から来たクラブが何を成し遂げられるか、そして来シーズンに何ができるかを示した」

　日本人２人の活躍が期待されるザルツブルクの新シーズンは、現地７月23日に行なわれるCL予選のブラン（ノルウェー）戦でスタート。CL出場権を勝ち取り、スペインの巨人マドリーをはじめ、世界最高のチームにリベンジする機会を得られるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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