甲府戦では途中出場を果たすも
[J2第20節]仙台 0-0 甲府/6月22日/ユアテックスタジアム仙台
芝の張り替え作業などのため、今季初開催となったユアテックスタジアム仙台での甲府戦、仙台は果敢に攻め続けたが、最後までネットを揺らせず0-0のスコアレスドローで勝点1を手にするにとどまった。
勝てば自動昇格圏の2位に浮上できるチャンスであっただけに悔しい引き分けだが、首位の水戸とは勝点4差の4位。悲願のJ1復帰へ良い位置には付いている。
もっとも、甲府の堅い守備を崩し切れなかったように、今後は、決め切る力、勝ち切る力が必要になるのだろう。
怪我人もおり、台所事情は難しいものになっている。そのなかで、甲府戦で切り札として投入されたのが、名願斗哉だった。
昨季、J1の川崎から期限付き移籍で加入し、今季はレンタル期間を延長。履正社高時代から独特なリズムを刻むドリブルを注目されていた20歳は、仙台でも異彩を放っていると言えるだろう。
現に「自分のところにひとり来るのは分かっていましたし、来てもやれるよというのは自分のなかであるので、そこは自信を持ってやれていました」と振り返ったように、甲府戦でも相手DFのプレッシャーを外す姿は華麗であった。
【動画】仙台×甲府のハイライト
芝の張り替え作業などのため、今季初開催となったユアテックスタジアム仙台での甲府戦、仙台は果敢に攻め続けたが、最後までネットを揺らせず0-0のスコアレスドローで勝点1を手にするにとどまった。
勝てば自動昇格圏の2位に浮上できるチャンスであっただけに悔しい引き分けだが、首位の水戸とは勝点4差の4位。悲願のJ1復帰へ良い位置には付いている。
もっとも、甲府の堅い守備を崩し切れなかったように、今後は、決め切る力、勝ち切る力が必要になるのだろう。
怪我人もおり、台所事情は難しいものになっている。そのなかで、甲府戦で切り札として投入されたのが、名願斗哉だった。
昨季、J1の川崎から期限付き移籍で加入し、今季はレンタル期間を延長。履正社高時代から独特なリズムを刻むドリブルを注目されていた20歳は、仙台でも異彩を放っていると言えるだろう。
現に「自分のところにひとり来るのは分かっていましたし、来てもやれるよというのは自分のなかであるので、そこは自信を持ってやれていました」と振り返ったように、甲府戦でも相手DFのプレッシャーを外す姿は華麗であった。
【動画】仙台×甲府のハイライト
もっとも今季は6節の磐田戦で嬉しいプロ初得点を奪ったが、ここまでのリーグ20試合で、12試合(280分)・1得点の成績。甲府戦でもそうだったように相手を抜いた後、もしくはチャンス時のプレーのクオリティが課題であり、目に見える結果を残すことが求められる。
ただし、川崎時代よりも強気な言葉を残すあたりに、逞しさが増している印象も受けた。
「攻撃の部分では練習から誰にも負けないと思ってやっています。ドリブルでもそれは同じです。個の質は日頃から非常に意識高く持って取り組んでいるので、自信を持ってやれているのかなとは感じています」
指揮官の“ゴリさん”こと森山佳郎監督からもアドバイスを受けている。
「言われているのはゴールのところ。本当に自分が決めたり、アシストの部分もそうです。あとは守備での強度の部分をもっと出さないと。今出ている選手たちの強度以上に自分ができるようにならないと、試合に出続けることはできないので、そういったところはもっとやっていきたいです」
先日、ACLエリートで準優勝を果たした古巣の川崎の姿にも大いに刺激を受けたと話す。モニターに映った同期と呼べる高井幸大、大関友翔らはアジアのトップレベルでも存在感を示していた。
「自分と一緒にやってきた選手がたくさん試合に出ていて、自分の同期だった大関選手らが活躍している姿を見て、やっぱり焦る気持ちもあれば、負けていられないという気持ちにもなりました。そういったところで刺激をもらいました」
次節、仙台は直近の試合で首位の千葉を下した磐田とアウェーで対戦する。厳しい戦いになるに違いないが、そういう時にこそ結果を出せば一気に風向きを変えられるはず。ここぞのゲームでの名願の活躍に期待したい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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ただし、川崎時代よりも強気な言葉を残すあたりに、逞しさが増している印象も受けた。
「攻撃の部分では練習から誰にも負けないと思ってやっています。ドリブルでもそれは同じです。個の質は日頃から非常に意識高く持って取り組んでいるので、自信を持ってやれているのかなとは感じています」
指揮官の“ゴリさん”こと森山佳郎監督からもアドバイスを受けている。
「言われているのはゴールのところ。本当に自分が決めたり、アシストの部分もそうです。あとは守備での強度の部分をもっと出さないと。今出ている選手たちの強度以上に自分ができるようにならないと、試合に出続けることはできないので、そういったところはもっとやっていきたいです」
先日、ACLエリートで準優勝を果たした古巣の川崎の姿にも大いに刺激を受けたと話す。モニターに映った同期と呼べる高井幸大、大関友翔らはアジアのトップレベルでも存在感を示していた。
「自分と一緒にやってきた選手がたくさん試合に出ていて、自分の同期だった大関選手らが活躍している姿を見て、やっぱり焦る気持ちもあれば、負けていられないという気持ちにもなりました。そういったところで刺激をもらいました」
次節、仙台は直近の試合で首位の千葉を下した磐田とアウェーで対戦する。厳しい戦いになるに違いないが、そういう時にこそ結果を出せば一気に風向きを変えられるはず。ここぞのゲームでの名願の活躍に期待したい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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