90+2分に痛恨の失点
アメリカで開催中のクラブワールドカップ。現地時間6月21日、浦和レッズがグループステージ第2節でインテル(イタリア)と対戦した。
リーベル・プレート(アルゼンチン)とのグループステージ初戦を1−3で落とした状況でのインテル戦、決勝トーナメント進出を目指す浦和はもはや負けが許されなかった。ここで勝点3が欲しいのは前の試合でモンテレイ(メキシコ)と引き分けたインテルも同じで、浦和は立ち上がりからこのイタリアの名門に押し込まれる展開になる。
それでもどうにか耐え凌ぐと、11分、金子拓郎からのクロスを右足で冷静に合わせた渡邊凌磨のゴールで先制。左サイドから果敢に仕掛けた金子の勇気がもたらした1点とも言えた。
早い段階でリードしたおかげで浦和の戦い方はより明確となった。引き気味の布陣で構えて奪ったボールをカウンターに繋げる。これがチームとして統一されていた印象で、中でも光ったのはサミュエル・グスタフソンの気の利いた動き。中盤で危険なスペースを潰しつつ、ボールを奪えば速攻の起点になる働きは評価に値しただろう。
1−0で迎えた後半も、個々の能力で明らかに上回るインテルに主導権を握られたが、浦和は慌てず組織力で対抗した。この日の浦和が守備面で素晴らしかったのは縦パスを入れられないよう中央のスペースをできるかぎり消して、サイドに追いやった点だ。リーベル戦では甘かったクロスへの対応も後半途中までは良かった。
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それでもどうにか耐え凌ぐと、11分、金子拓郎からのクロスを右足で冷静に合わせた渡邊凌磨のゴールで先制。左サイドから果敢に仕掛けた金子の勇気がもたらした1点とも言えた。
早い段階でリードしたおかげで浦和の戦い方はより明確となった。引き気味の布陣で構えて奪ったボールをカウンターに繋げる。これがチームとして統一されていた印象で、中でも光ったのはサミュエル・グスタフソンの気の利いた動き。中盤で危険なスペースを潰しつつ、ボールを奪えば速攻の起点になる働きは評価に値しただろう。
1−0で迎えた後半も、個々の能力で明らかに上回るインテルに主導権を握られたが、浦和は慌てず組織力で対抗した。この日の浦和が守備面で素晴らしかったのは縦パスを入れられないよう中央のスペースをできるかぎり消して、サイドに追いやった点だ。リーベル戦では甘かったクロスへの対応も後半途中までは良かった。
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しかし──。ボールをほぼ保持できず、中盤でのパス回しで圧倒的なクオリティの差を見せつけられたとはいえ、ゴール前に強固な壁を築いた浦和だが、78分、CKからラウタロ・マルティネスに同点弾を叩き込まれてしまった。CBコンビ(ダニーロ・ボザ、マリウス・ホイブラーテン)を軸に守備でリズムを作っていただけに、悔やまれる失点だった。
これで優位性を失った浦和はさらに押し込まれる展開となり、90+2分にゴール前の混戦からバレンティン・カルボーニに流し込まれて再び失点。悪夢の逆転負けを喫した。
単純にクリアするのか、クリアはクリアでも繋ぐ意思があるのか、そのあたりの違いもインテルに見せつけられた。怪我人を多数抱えるなど決してベストではないインテルに、それでも勝てなかった厳しい現実。“守備に徹した末の失点”が浮き彫りにしたのは、Jリーグと世界の差だったと言えるだろう。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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