今回の対戦では宮代が2ゴール
[J1第21節]川崎 1-2 神戸/6月21日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
7位の川崎(勝点32)と、6位の神戸(勝点33)が対戦した一戦では、川崎のスピードとパワーを併せ持つCF山田新と、2024年に神戸へ移籍し、4-3-3のインサイドハーフも務めるなどキーマンになっているFW宮代大聖の“新エース対決”にも注目が集まった。
何より25歳のふたりは川崎アカデミーの同期。意識せずにはいられない間柄である。
宮代が高校3年生でクラブ史上初となるプロ契約した一方、山田は桐蔭横浜大を経て2023年に川崎に帰還。再びチームメイトになったふたりは練習後には語りながらグラウンドをジョギングする姿が恒例となっていた。
もっとも2024年には宮代が神戸への完全移籍を選択。その決断に関しても様々な想いをぶつけあっていたふたりは、ライバルであり、互いを支え合う戦友でもある。
初めて川崎と神戸に分かれて戦った昨季の富士フイルムスーパーカップでもこう語っていた。
「同じチームで切磋琢磨してきましたし、今後は相手チームの選手として結果は意識し合っていくと思います。お互いを認めながらやってきた仲なので、今後もリスペクトし、彼に負けないように頑張っていきたいです」(宮代)
「同じポジションというのもありましたし、話しながら成長してきた部分はありました。だからより負けたくないという部分と、リスペクトしている部分は大きいので、お互いが結果を出し、ライバル、プラス、仲間という良い関係性を築けるように頑張りたいです」(山田)
2024年、山田は得点ランキングで日本人最多タイとなる19ゴール(得点ランキングでは3位)を挙げ、宮代は神戸のリーグ連覇に貢献。ともに成長を続けてきた。
【動画】神戸FW宮代の古巣・川崎戦での2ゴール
7位の川崎(勝点32)と、6位の神戸(勝点33)が対戦した一戦では、川崎のスピードとパワーを併せ持つCF山田新と、2024年に神戸へ移籍し、4-3-3のインサイドハーフも務めるなどキーマンになっているFW宮代大聖の“新エース対決”にも注目が集まった。
何より25歳のふたりは川崎アカデミーの同期。意識せずにはいられない間柄である。
宮代が高校3年生でクラブ史上初となるプロ契約した一方、山田は桐蔭横浜大を経て2023年に川崎に帰還。再びチームメイトになったふたりは練習後には語りながらグラウンドをジョギングする姿が恒例となっていた。
もっとも2024年には宮代が神戸への完全移籍を選択。その決断に関しても様々な想いをぶつけあっていたふたりは、ライバルであり、互いを支え合う戦友でもある。
初めて川崎と神戸に分かれて戦った昨季の富士フイルムスーパーカップでもこう語っていた。
「同じチームで切磋琢磨してきましたし、今後は相手チームの選手として結果は意識し合っていくと思います。お互いを認めながらやってきた仲なので、今後もリスペクトし、彼に負けないように頑張っていきたいです」(宮代)
「同じポジションというのもありましたし、話しながら成長してきた部分はありました。だからより負けたくないという部分と、リスペクトしている部分は大きいので、お互いが結果を出し、ライバル、プラス、仲間という良い関係性を築けるように頑張りたいです」(山田)
2024年、山田は得点ランキングで日本人最多タイとなる19ゴール(得点ランキングでは3位)を挙げ、宮代は神戸のリーグ連覇に貢献。ともに成長を続けてきた。
【動画】神戸FW宮代の古巣・川崎戦での2ゴール
しかし、今回の一戦で輝きを放ったのは4-3-3のインサイドハーフで先発した宮代だった。
先制されて迎えた10分、かつてのホーム・等々力に神戸の一員として初めて立った宮代は味方のロングスローの流れから、トラップでボールを浮かせて反転しながら右足ボレーでネットを揺らして同点弾を奪うと、52分には逆転弾をもたらす。素早い動き出しで相手エリア内でエリキからの縦パスを引き出すと、再び右足を振り抜き、神戸を勝利に導いたのだ。
一方、無得点だった山田は唇をかんだ。
「上にいくために大事な試合でしたし、先制したなかで優位に進められるはずだったので悔しいゲームになりました。自分が引き分けにできたし、勝たせられたゲームだったはず。
やられたくない相手に2点を取られて、本当に悔しい。良い刺激にもなりますが、本当にやられたくなかった。悔しいです。それが一番大きい」
宮代は川崎への「リスペクトの想い」からゴール後は大きく喜びを示さず。それでも誰もが称賛するパフォーマンスだった。
対して、山田だってこの悔しさを忘れず、次の機会でリベンジを果たすはずだ。
先輩FWの川崎の小林悠もそれぞれの想いを慮りながら、目を細めた。
「それぞれライバルだと思っているはずだし、意識し合っているはず。良い刺激になったら良いですよね」
試合後には山田、宮代は会話をかわしながら健闘を称え合う姿もあった。
このライバル関係は今後も多くのドラマを生むのかもしれない。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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先制されて迎えた10分、かつてのホーム・等々力に神戸の一員として初めて立った宮代は味方のロングスローの流れから、トラップでボールを浮かせて反転しながら右足ボレーでネットを揺らして同点弾を奪うと、52分には逆転弾をもたらす。素早い動き出しで相手エリア内でエリキからの縦パスを引き出すと、再び右足を振り抜き、神戸を勝利に導いたのだ。
一方、無得点だった山田は唇をかんだ。
「上にいくために大事な試合でしたし、先制したなかで優位に進められるはずだったので悔しいゲームになりました。自分が引き分けにできたし、勝たせられたゲームだったはず。
やられたくない相手に2点を取られて、本当に悔しい。良い刺激にもなりますが、本当にやられたくなかった。悔しいです。それが一番大きい」
宮代は川崎への「リスペクトの想い」からゴール後は大きく喜びを示さず。それでも誰もが称賛するパフォーマンスだった。
対して、山田だってこの悔しさを忘れず、次の機会でリベンジを果たすはずだ。
先輩FWの川崎の小林悠もそれぞれの想いを慮りながら、目を細めた。
「それぞれライバルだと思っているはずだし、意識し合っているはず。良い刺激になったら良いですよね」
試合後には山田、宮代は会話をかわしながら健闘を称え合う姿もあった。
このライバル関係は今後も多くのドラマを生むのかもしれない。
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