公式戦33ゴールのストライカーなら、多くのクラブから注目されるのは当然だ。

　セルティックの前田大然はこの夏、スコットランドからの移籍の可能性が取りざたされている。１月に古橋亨梧が退団してからCFとして得点力を爆発させ、年間最優秀選手に選出されるなど、絶好調の韋駄天FWにとって飛躍のタイミングかもしれない。

　直近ではジョゼ・モウリーニョ監督が率いるフェネルバフチェが熱心に動いていると言われる前田。グレアム・ベイリー記者は、セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』で「マエダの名前もフェネルバフチェであがっていると聞いている。彼らがウイングを探していることを強調している」と話した。

「本当に、マエダはかなり特別な選手だと思う。イングランドに行くような選手のひとりだと思うよ。行くんじゃないかと思っている。『いったいどうして２年前にこの選手を獲らなかったんだ？』という風になるんじゃないか」

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　ただ、同記者によると、以前からプレミアリーグのクラブからの関心も噂されていた日本代表FWには、10位でシーズンを終えたブレントフォードも注目しているという。さらに、前田には同僚のニコラス・キューン以上に移籍の可能性があるとの見解を示した。

「彼はブレントフォードのレーダーに入っている。トッテナムも注目してきた。本当に多くのチームがマエダを注視しているんだ。だが、トリガーを引いていないだけだ」

「私が聞いている限り、キューンよりもあり得ると思う。キューンは良いスタートだったが、少し尻すぼみだった。もちろん、セルティックがどちらも放出することはないだろう。私が理解している限り、マエダが去る可能性のほうが高い。彼も狙っていると思う」

　移籍の難しさは古橋が証明するかたちとなった。セルティックを離れて以降、フランスの地で苦戦しているのは周知のとおりだ。それを見てきた前田は、どのような選択をするのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


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