平畠啓史チョイス“至極の11人”|MVPは名古屋のスーパーハードワーカー。チャッキーは鹿島7連勝の立役者の一人【J1月間ベストイレブン5月】
カテゴリ:連載・コラム
2025年06月09日
負けん気たっぷりの石原が個人的には大好き
芸能界屈指のサッカー通で、J1からJ3まで幅広く試合を観戦。Jリーグウォッチャーとしておなじみの平畠啓史氏がセレクトする「J1月間ベストイレブン」。5月の栄えある11人はどんな顔ぶれになったか。
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ゴールデンウィークもあり試合数が多くなり、さらにはACLやクラブワールドカップによる日程変更で消化試合数にばらつきが出た5月のJ1リーグ。基本的には6試合だったが、浦和は8試合、C大阪と神戸は7試合。新潟とFC 東京は5試合を戦った。
トータル61試合が開催されたが、スコアレスドローは3試合だけ。5月28日の浦和対C大阪のようなスコアレスでもエキサイティングで楽しいゲームもあるが、やはりゴールが入った方が基本的にはサッカーは楽しい。ゴールシーンが多かった、そんな5月のJ1リーグ、ベストイレブンとMVPを今回も勝手にセレクトします。
GKは名古屋のピサノ・アレックス幸多堀尾。シュミット・ダニエルの負傷もありスタメン起用された5月3日から、チームは3勝3分けの負けなし。6試合で3失点。名古屋のアカデミー育ちの19歳GK は好パフォーマンスでスタメン起用に応えた。シュミットも練習復帰したとのこと。熾烈を極める名古屋の正GK 争いも今後注目だ。
右サイドバックは浦和の石原広教。高い守備力に加え、タイミング良く攻撃参加し1G2A。負けん気たっぷりの石原が個人的には大好きだが、今シーズンは牙を尖らせたというより、研磨され牙が輝き始めた。クラブワールドカップでの活躍も楽しみだ。
左サイドバックは川崎の佐々木旭。右でも左でも守備でも攻撃でもハイパフォーマンスを見せる佐々木。ACLでも見事な活躍だったが、Jリーグでも継続。川崎の守備陣には欠かせない選手である。
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ゴールデンウィークもあり試合数が多くなり、さらにはACLやクラブワールドカップによる日程変更で消化試合数にばらつきが出た5月のJ1リーグ。基本的には6試合だったが、浦和は8試合、C大阪と神戸は7試合。新潟とFC 東京は5試合を戦った。
トータル61試合が開催されたが、スコアレスドローは3試合だけ。5月28日の浦和対C大阪のようなスコアレスでもエキサイティングで楽しいゲームもあるが、やはりゴールが入った方が基本的にはサッカーは楽しい。ゴールシーンが多かった、そんな5月のJ1リーグ、ベストイレブンとMVPを今回も勝手にセレクトします。
GKは名古屋のピサノ・アレックス幸多堀尾。シュミット・ダニエルの負傷もありスタメン起用された5月3日から、チームは3勝3分けの負けなし。6試合で3失点。名古屋のアカデミー育ちの19歳GK は好パフォーマンスでスタメン起用に応えた。シュミットも練習復帰したとのこと。熾烈を極める名古屋の正GK 争いも今後注目だ。
右サイドバックは浦和の石原広教。高い守備力に加え、タイミング良く攻撃参加し1G2A。負けん気たっぷりの石原が個人的には大好きだが、今シーズンは牙を尖らせたというより、研磨され牙が輝き始めた。クラブワールドカップでの活躍も楽しみだ。
左サイドバックは川崎の佐々木旭。右でも左でも守備でも攻撃でもハイパフォーマンスを見せる佐々木。ACLでも見事な活躍だったが、Jリーグでも継続。川崎の守備陣には欠かせない選手である。
CBはC大阪の畠中慎之輔と広島の荒木隼人。対人の強さはもちろん攻撃の起点となるパスを供給する畠中。3バックでも4バックでも対応できるし、3バック中央に入った時に少しポジションを上げて、中盤を支えるような動きも絶妙。常にコンパクトさを維持するセレッソのサッカーにおいて重要な役割を果たしている。
広島の荒木のヘディングの高さ、そして上手さは圧倒的。飛んだ後に良い体勢を空中で維持して、余裕を持ってボールを捉えることができる。試合後のヒーローインタビューも守備者的な感じがなくて、楽しくておもしろい。
ボランチは広島の川辺駿と名古屋の稲垣祥。攻守両面で強度を出せる川辺。その強度の出力の方法や場面が以前よりも整理された印象。相手に寄せる強さ、攻撃に加わった時の迫力に凄みが増した。
稲垣は6試合で3ゴール。トータル7ゴールで得点ランキング5位。中盤でのボールの奪い合いから、自陣ゴール前でのシュートブロック。と思えば、相手ゴール前にスプリントし、シュートシーンに現われる。スーパーハードワーカーである。
【画像】小野伸二や中村憲剛らレジェンドたちが選定した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
広島の荒木のヘディングの高さ、そして上手さは圧倒的。飛んだ後に良い体勢を空中で維持して、余裕を持ってボールを捉えることができる。試合後のヒーローインタビューも守備者的な感じがなくて、楽しくておもしろい。
ボランチは広島の川辺駿と名古屋の稲垣祥。攻守両面で強度を出せる川辺。その強度の出力の方法や場面が以前よりも整理された印象。相手に寄せる強さ、攻撃に加わった時の迫力に凄みが増した。
稲垣は6試合で3ゴール。トータル7ゴールで得点ランキング5位。中盤でのボールの奪い合いから、自陣ゴール前でのシュートブロック。と思えば、相手ゴール前にスプリントし、シュートシーンに現われる。スーパーハードワーカーである。
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