久保建英の去就を巡る報道はますます過熱している。

　指揮官の退陣やエージェントの変更など、日本代表MFは様々な要因から、この夏のレアル・ソシエダからの移籍が取りざたされている。

　ドイツ『Sky』のフロリアン・プレッテンベルク記者は６月７日、久保が今夏の移籍市場で注目のひとりであり、プレミアリーグへの移籍を検討していると報じた。すでに複数の打診があったという。

　久保とソシエダの契約は2029年までとなっている。同記者は評価額が3000万～4000万ユーロ（約50億～66億円）だとつけ加えた。

　飛躍のタイミングとなるかが注目される久保だが、他リーグのクラブも動向に目を光らせていることは想像にかたくない。例えば、今季のセリエAで優勝したナポリだ。

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　専門サイト『NapoliCalciolive.com』は同日、「アントニオ・コンテ監督の攻撃陣強化に向け、ナポリでも再び注目となる存在だ。複数のプレミアリーグのトップクラブが彼を追っており、評価額は約3000万～4000万ユーロ」と、久保への関心を報じている。

「以前もクボはナポリの標的となっていたが、今回はジョバンニ・マンナSDが取引に乗り出すかもしれない。ナポリはケビン・デ・ブライネの獲得を発表する目前にあるが、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長はほかにもクオリティの高い選手を補強するだろうと明かしていた」

「現時点で選手本人が優先するのはプレミアリーグ移籍だ。しかし、セリエAも彼を待っているのだ。チャンピオンズリーグでも主役となるために、一線級のスカッドを整えようという意欲が強い。大きな夢を見るために、クボへの炎に再び火がつく」

　スクデット獲得後にコンテ退陣の可能性も騒がれたナポリだが、最終的には続投が決定。名将の２年目にさらなる飛躍を遂げようと意気込んでいる。パルマでの活躍から、鈴木彩艶への関心も報じられているところだ。

　久保がスペインを離れてイタリアに向かう可能性は高くないだろう。だが、移籍市場は何があるか分からない。いずれにしても、今後の展開が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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