サウサンプトンにとって、2024-25シーズンは厳しい一年となった。イングランド初挑戦だった菅原由勢にとっても同じだ。では、2025-26シーズンは巻き返しの一年となるだろうか。

　プレミアリーグに昇格したサウサンプトンは、１シーズンでチャンピオンシップ降格となった。当初はレギュラーとして出場していた菅原も、監督交代が繰り返されるなかで出番が減っていった。

　だが、サウサンプトン専門サイト『Saints Marching』は６月２日、「デビューシーズンは安定やスペクタクルとはほど遠かった。だが、新たなスティルのシステムでは一変するかもしれない」と、ウィル・スティル新監督を迎えて臨む来季は、菅原が飛躍するかもしれないと報じている。

「興味深いことに、分析によると、スガワラはトランジションからの攻撃でサウサンプトンにとってXファクターとなるかもしれない。今季のリーズでジュニオール・フィルポが完ぺきにこなした役割だ」

「2024-25シーズンのリーズでフィルポは最大限に力を発揮した。左SBにもかかわらず、14ゴールに関与し、見事な活躍でリーズの昇格に貢献している。これこそ、スガワラがサウサンプトンでもたらせるものだ。スティルは素早いカウンター戦略を採用するとみられており、彼のようなサイドの選手が大きく関わってくる」

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　32歳の青年監督の就任で、サウサンプトンは昨シーズンまで同監督が率いたスタッド・ドゥ・ランスからの引き抜きも注目されている。悪夢の２部降格となった日本代表の伊東純也の名前もあがった。

　Saints Marchingは「うわさされているジュンヤ・イトウが右ウイングをこなし、日本代表のチームメイトであるスガワラが後方から支援する。このコンビのケミストリーが再びセントメリーズを沸かせられるのは明らかだ」と伝えている。

「ここまで、スガワラは来季もサウサンプトンに残ることが確実とみられる数少ないひとりだ。それは彼がスティルを感心させ、新監督のスタイルにより適応するうえで、早くに動きだせることを保証している」

　田中碧は今季、リーズでの活躍で評価を大きく高めた。菅原はサウサンプトンに残り、ともに再昇格を目指していくべきなのか。指揮官と同い年の伊東の去就とともに、今後が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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