リーグ・アンで４連覇を達成したパリ・サンジェルマンは、フランスカップも制覇。現地５月31日のチャンピオンズリーグ決勝でインテルを下して初優勝を飾れば、３冠の偉業となる。

　そんなフランスの絶対王者が、日本の逸材獲得に関心を持っているようだ。『FOOT11』は５月28日、「ビッグサプライズだ。PSGが日本人選手に飛びつく」と見出しを打ち、日本での報道を元にこう伝えた。

「PSGは現在、ヌーノ・メンデスに張り合える新たな左サイドバックの獲得を目ざし、様々なクラブと交渉を進めている。その一人は、日本の大きな希望と目される有望株だ」

　同メディアは、「パリ・サンジェルマンの選手獲得方針は今や非常に明確だ。クラブは人気があるからといって、選手を急には獲得はしない。かつては、首都のクラブへの移籍の最大の基準は、スター選手であることだった。しかし、そんな時代は終わった」とし、こう続けている。

「現在、ルイス・カンポスSDは、紛れもない才能を持つ若手の獲得を最優先にしている。何よりも、移籍市場はルイス・エンリケ監督と緊密に連携し、監督のニーズを的確に把握している。そして、来シーズンに向けて、PSGはヌーノ・メンデスと置き換えられる新たな左サイドバックを絶対に必要としているのは明らかだ」

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　同メディアは、「複数選手の獲得を検討しており、日本の報道によると、その一人がケイタ・コスギだ」と綴り、スウェーデン１部ユールゴーデンに所属するDF小杉啓太への関心を報じた。

「19歳のこの日本の新星は、素晴らしいシーズンを終え、ヨーロッパの複数の主要クラブの注目を集めている。その爆発力、前線への展開力、そして驚異的なスピードでスカウト陣を魅了し、守備面でも質の高いプレーを見せている」
　
記事は「PSGは日本でのプロモーション（夏のツアーやファンへの働きかけなど）に多額の投資を行っており、コスギの加入は日本のファン獲得というPSGの願いを叶える絶好の機会となるだろう」と予測。「この日本人選手の推定市場価格は現在わずか200万ユーロ。首都のクラブにとってまさにお買い得と言える」と続けている。

　ポルトガル代表のヌーノ・メンデスは、いまや世界的最高峰の攻撃的左SBだ。そのライバルとなり得る存在として、高い評価を受けているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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