日本人選手をよく知る人物が、古巣への移籍報道に言及した。

　ブラジル代表で10番を背負い、日本代表監督も務めたジーコ氏が、イタリア移籍の可能性が噂されているセルティックの旗手怜央について語った。川崎フロンターレ時代に指導した鹿島アントラーズの鬼木達監督から選手について聞いたという。

　川崎での活躍を経て、アンジェ・ポステコグルー監督に呼ばれるかたちで2022年に海を渡った旗手。それからスコットランドで３年半を過ごし、セルティックの数々のタイトル獲得に貢献してきた。

　中盤に欠かせない存在となった旗手は、以前からこの夏の去就が取りざたされている。セルティックとの契約は2028年までとまだ長期だが、以前から５大リーグへのステップアップが注目されている27歳だけに、旗手の今後に関するうわさは後を絶たない。

　そのひとつが、『The Scottish Sun』が今月報じたウディネーゼからの関心だ。セリエAで長年戦う同クラブは、４月のキルマーノック戦で旗手を視察したとされている。旗手が２ゴール・１アシストと活躍した試合だ。

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　ジーコ氏は現役時代にウディネーゼでプレーした経験を持つ。スコットランド紙『Daily Record』によると、そのジーコ氏は「最近、ハタテについてフロンターレ時代の指揮官だったオニキと話したんだ」と述べている。

「彼からは、強くて速く、勝者のメンタリティを持った選手と聞いている。キャリアですでに多くに勝ってきたね。高く評価されているエクセレントな選手だと言っていたよ。中盤のどのポジションでもうまくこなせるとね」

「すべてが、とてもうまくやれるかもしれないと示唆している。もちろん、イタリアでそうなると想像できるよ。特に、より溶け込むための時間を得られるウディネーゼのようなチームならなおさらだ」

　旗手が“サッカーの神様”と呼ばれたブラジルの英雄のように、白と黒のユニフォームをまとってウディネーゼの中盤で躍動する可能性はあるのか。今後の進展に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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