国内での凋落が止まらない。

　現地時間５月11日に開催されたプレミアリーグ第36節で、トッテナムは鎌田大地が所属するクリスタル・パレスとホームで対戦。直近のヨーロッパリーグ（EL）準決勝から先発を大幅に入れ替えて臨んだなか、エベレチ・エゼに前後半で１点ずつ奪われ、０－２で完敗した。

　この結果、17位に転落。下位３クラブとはかなり勝点差があり、すでに残留が確定しているとはいえ、残留ラインぎりぎりの順位である。

　決勝まで勝ち進んだELとは対照的に、プレミアリーグではどん底の状態だ。英紙『Daily Mail』はアンジェ・ポステコグルー監督が率いるチームを「ヨーロッパリーグのファイナリストかもしれないが、プレミアリーグのジョークだ」と表現した。

「エベレチ・エゼの笑いが全てを物語っていた。彼にとってもクリスタル・パレスのチームメイトたちにとってもあまりに簡単なプレーだったようで、エゼは一方的なロンドンダービーで２ゴールのうちの１点目を決めた後、愉快さを隠せなかった。今シーズンの大半がそうであるように、スパーズにとっては本当に恥ずかしい午後だった」
【動画】英紙は「あまりに簡単で愉快さを隠せず」と指摘。得点後の10番エゼの表情に注目

　同じくプレミアリーグで大苦戦を強いられているマンチェスター・ユナイテッドと戦うEL決勝は、５月21日にスペインのビルバオで行なわれる。

『Daily Mail』は、このビッグマッチに今季の全てが懸かっていると見ている。

「来週の水曜にスペインでトロフィーを掲げれば、サポーターは寛容になるだろう。しかし、プレミアリーグのもう１つの笑いものであるマンチェスター・ユナイテッドに負ければ、今シーズンのトップリーグでの惨状から目をそらせはしないだろう」

　ELで優勝すれば、プレミアリーグの上位５チームに与えられるチャンピオンズリーグ出場権も手に入る。横浜F・マリノスを就任２年目にJ１制覇に導くなど、これまで２年目にタイトルをもたらしてきた指揮官のもと、スパーズは一発逆転を果たせるか。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「マリファナは合法だし…」元日本代表コンビがオランダ時代の“闇”を衝撃告白「スーパーの前でも」「段々慣れる」

【画像】絶世の美女がずらり！ Ｃ・ロナウドの“元恋人＆パートナー”たちを年代順に一挙公開！