3バックの中央でスタメン出場
[J1第15節]東京V 2-0 横浜FC/5月6日/味の素スタジアム
東京ヴェルディが2-0で横浜FCに勝利した一戦に、並々ならぬ覚悟を持って臨んでいたのが、東京VのDF深澤大輝である。
元々はCBが主戦場の深澤は、チームが4バックを採用していた2021~23年シーズンは主にSBでプレー。3年間でリーグ戦76試合に出場するなど、主力を担ってきた。
しかし、チームが16年ぶりにJ1の舞台に上がった昨季は、シーズン途中で3バックに変えたことも影響したのか、深澤の出番が激減し、16試合にとどまった。そして今季はベンチ入りをする試合こそあるも、ここまでリーグ戦、ルヴァンカップともに出番がなかった。
だが、前節の浦和レッズ戦では谷口栄斗が退場処分を受けたうえに、千田海人が負傷交代に。加えて、林尚輝も11節の川崎フロンターレ戦でハーフタイムに交代して以降、ここ数試合は欠場中。CBの選手たちにアクシデントが続いていたなか、横浜FC戦では深澤が3バックの中央でスタメンに抜擢された。
【動画】熊取谷一星がプロ初ゴール!
東京ヴェルディが2-0で横浜FCに勝利した一戦に、並々ならぬ覚悟を持って臨んでいたのが、東京VのDF深澤大輝である。
元々はCBが主戦場の深澤は、チームが4バックを採用していた2021~23年シーズンは主にSBでプレー。3年間でリーグ戦76試合に出場するなど、主力を担ってきた。
しかし、チームが16年ぶりにJ1の舞台に上がった昨季は、シーズン途中で3バックに変えたことも影響したのか、深澤の出番が激減し、16試合にとどまった。そして今季はベンチ入りをする試合こそあるも、ここまでリーグ戦、ルヴァンカップともに出番がなかった。
だが、前節の浦和レッズ戦では谷口栄斗が退場処分を受けたうえに、千田海人が負傷交代に。加えて、林尚輝も11節の川崎フロンターレ戦でハーフタイムに交代して以降、ここ数試合は欠場中。CBの選手たちにアクシデントが続いていたなか、横浜FC戦では深澤が3バックの中央でスタメンに抜擢された。
【動画】熊取谷一星がプロ初ゴール!
「今日やらないで、いつやるんだっていう気持ちで入りました」という背番号2は、リーダーシップを発揮して守備陣を統率したり、フィジカルに長ける横浜FCのFWルキアンらに空中戦で競り勝つなど、気持ちを全面に出したプレーを披露。最終盤は左ウイングバックにポジションを移したが、チームのクリーンシートに貢献した。
「悔しい想いをしてきたなかで、ピッチに立てる喜びや感謝を90分間出そうと思っていましたし、今日は無失点に抑えることが大事だったのでホッとしています」
近年はSBを務めていたうえに、今季は実戦からも少し遠ざかっていたが、CBでの試合勘に心配はなかったという。
「リーダーシップだったり、声を出して味方を動かすところは自分の特長でもあるし、真ん中のほうが統率しやすい感覚は、キャンプや練習試合でもありました。ラインコントロールのところは、ルキアン選手や(鈴木)武蔵選手を怖がって下がってしまう部分もあったけど、ツナ(綱島悠斗)と(宮原)和也君も声をかけてくれますし、上手くやれました」
城福浩監督も、深澤の働きを賞賛する。
「深澤大輝は去年もクローザーとして出てきて、何度も悔しい想いをしていましたし、J1のピッチに立って結果を出すという想いは、彼だけではないですけど非常に強かった。怪我で出遅れたなかで、(それが治っても)ベンチメンバーに入れる時と入れない時、入っても出られない状況が続いた。それでもメンバー外の選手たちの練習であったり、(横浜FC戦の)2日前、3日前のまだメンバーがはっきりしていないなかでも、彼は常に高いレベルを示してくれた。
もちろん、彼のなかでの課題はあります。相手の個のフィジカルも非常に強烈ですが、我々のグループの最大値を出すという意味においては、ひょっとしたら深澤大輝はチームのなかで1、2を争うような選手であることをずっと示し続けてきたので、今回に出られないメンバーが決まった時から、彼しかいないなと。その期待に応えてくれましたし、彼の期する想いがチーム全員に伝播したと思います」
横浜FC戦をきっかけに、出場機会を増やせるか。深澤のさらなる奮起に期待したい。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
【記事】「獲得すべきだ」久保でも三笘でもない!新王者リバプールに9G7Aの日本人アタッカーの補強を望む声!「素晴らしいMFだ」
【記事】「驚異的なエースを獲得したい」久保ではなかった!英王者リバプールが33G11Aの日本人アタッカー補強に“視察完了”と現地報道! 伝説FWと「同じ道を辿る」
「悔しい想いをしてきたなかで、ピッチに立てる喜びや感謝を90分間出そうと思っていましたし、今日は無失点に抑えることが大事だったのでホッとしています」
近年はSBを務めていたうえに、今季は実戦からも少し遠ざかっていたが、CBでの試合勘に心配はなかったという。
「リーダーシップだったり、声を出して味方を動かすところは自分の特長でもあるし、真ん中のほうが統率しやすい感覚は、キャンプや練習試合でもありました。ラインコントロールのところは、ルキアン選手や(鈴木)武蔵選手を怖がって下がってしまう部分もあったけど、ツナ(綱島悠斗)と(宮原)和也君も声をかけてくれますし、上手くやれました」
城福浩監督も、深澤の働きを賞賛する。
「深澤大輝は去年もクローザーとして出てきて、何度も悔しい想いをしていましたし、J1のピッチに立って結果を出すという想いは、彼だけではないですけど非常に強かった。怪我で出遅れたなかで、(それが治っても)ベンチメンバーに入れる時と入れない時、入っても出られない状況が続いた。それでもメンバー外の選手たちの練習であったり、(横浜FC戦の)2日前、3日前のまだメンバーがはっきりしていないなかでも、彼は常に高いレベルを示してくれた。
もちろん、彼のなかでの課題はあります。相手の個のフィジカルも非常に強烈ですが、我々のグループの最大値を出すという意味においては、ひょっとしたら深澤大輝はチームのなかで1、2を争うような選手であることをずっと示し続けてきたので、今回に出られないメンバーが決まった時から、彼しかいないなと。その期待に応えてくれましたし、彼の期する想いがチーム全員に伝播したと思います」
横浜FC戦をきっかけに、出場機会を増やせるか。深澤のさらなる奮起に期待したい。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
【記事】「獲得すべきだ」久保でも三笘でもない!新王者リバプールに9G7Aの日本人アタッカーの補強を望む声!「素晴らしいMFだ」
【記事】「驚異的なエースを獲得したい」久保ではなかった!英王者リバプールが33G11Aの日本人アタッカー補強に“視察完了”と現地報道! 伝説FWと「同じ道を辿る」