カーニバルを通夜楽しんで回復が遅れ…
1月末にアル・ヒラル(サウジアラビア)を退団し、古巣サントスに復帰してから3か月。ネイマールが苦しんでいる。
最大の問題は、近年、悩まされ続けてきた故障(骨折、靭帯断裂、肉離れなど)だ。
2017年から23年まで在籍したパリ・サンジェルマンでは全試合の52パーセント、23年から25年まで在籍したアル・ヒラルでは全試合の9パーセントにしか出場できなかった。
2月以降、サンパウロ州選手権で7試合に出場して3得点・3アシスト。3月には26年W杯南米予選に向けた2試合(コロンビア戦とアルゼンチン戦)のメンバーとして、約1年半ぶりにセレソンに招集された。
ところが、3月2日の州選手権の試合で左太ももを痛めてしまう。治療とリハビリを行なうべき時期にリオのカーニバルを夜通し楽しんだ(自分が踊ったわけではないが、夜通しスタンドでパレードを楽しんで体力を消耗した)こともあって回復が遅れ、セレソンへの招集を取り消された。
4月13日、ブラジル全国リーグの試合で復帰したが、3日後の試合でまたしても左太ももを故障。本稿を執筆している4月下旬現在、復帰の目途が立っていない。
【画像】小野伸二、セルジオ越後、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開!
最大の問題は、近年、悩まされ続けてきた故障(骨折、靭帯断裂、肉離れなど)だ。
2017年から23年まで在籍したパリ・サンジェルマンでは全試合の52パーセント、23年から25年まで在籍したアル・ヒラルでは全試合の9パーセントにしか出場できなかった。
2月以降、サンパウロ州選手権で7試合に出場して3得点・3アシスト。3月には26年W杯南米予選に向けた2試合(コロンビア戦とアルゼンチン戦)のメンバーとして、約1年半ぶりにセレソンに招集された。
ところが、3月2日の州選手権の試合で左太ももを痛めてしまう。治療とリハビリを行なうべき時期にリオのカーニバルを夜通し楽しんだ(自分が踊ったわけではないが、夜通しスタンドでパレードを楽しんで体力を消耗した)こともあって回復が遅れ、セレソンへの招集を取り消された。
4月13日、ブラジル全国リーグの試合で復帰したが、3日後の試合でまたしても左太ももを故障。本稿を執筆している4月下旬現在、復帰の目途が立っていない。
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そもそも、サンパウロ州選手権はシーズンの前哨戦に過ぎない。彼が出場した7試合の対戦相手はブラジル全国リーグの1部、2部、4部が2チームずつで、残り1チームは州リーグ止まりのレベル。得点を挙げた3試合の対戦相手は1部が1試合で4部が2試合と、決して高いレベルのプレーを見せたわけではなかった。
セレソンが低迷を続ける状況で、「1日でも早くネイマールの力を借りたい」と考えるドリバウ・ジュニオール監督(当時。すでに解任された)の“フライング招集” とも言えた。
いわば“ガラスの肉体”を持つ33歳には、今後も故障の不安がつきまとう。また、故障から回復するスピードも遅い。過去3か月のプレー内容を見る限り、怪我が癒えてもセレソンで重要な戦力になれるかどうかは疑問符が付く。
ペレが保持していたセレソンの通算得点記録を更新した(79得点)男が、今後、セレソンの主力に返り咲き、来年のW杯でチームを優勝に導くことができるのか、あるいはもはや戦力とはなりえないのか……。
復活を信じるファンがいる一方で、メディアの一部からは引退を勧める声も出ている。
文●沢田啓明
【著者プロフィール】
1986年にブラジル・サンパウロへ移り住み、以後、ブラジルと南米のフットボールを追い続けている。日本のフットボール専門誌、スポーツ紙、一般紙、ウェブサイトなどに寄稿しており、著書に『マラカナンの悲劇』、『情熱のブラジルサッカー』などがある。1955年、山口県出身。
【記事】「大番狂わせ」「衝撃だ」川崎のアル・ナスル撃破に韓国メディアは驚愕!「日本の意地の前にロナウドは無力だった」【ACLE】
【記事】「キムは売却するのに、日本代表は歓迎するのか」バイエルンの韓国代表DF放出→日本人MF獲得の動きに韓メディアは唖然!「日本人中心のチームになるかもしれない」
セレソンが低迷を続ける状況で、「1日でも早くネイマールの力を借りたい」と考えるドリバウ・ジュニオール監督(当時。すでに解任された)の“フライング招集” とも言えた。
いわば“ガラスの肉体”を持つ33歳には、今後も故障の不安がつきまとう。また、故障から回復するスピードも遅い。過去3か月のプレー内容を見る限り、怪我が癒えてもセレソンで重要な戦力になれるかどうかは疑問符が付く。
ペレが保持していたセレソンの通算得点記録を更新した(79得点)男が、今後、セレソンの主力に返り咲き、来年のW杯でチームを優勝に導くことができるのか、あるいはもはや戦力とはなりえないのか……。
復活を信じるファンがいる一方で、メディアの一部からは引退を勧める声も出ている。
文●沢田啓明
【著者プロフィール】
1986年にブラジル・サンパウロへ移り住み、以後、ブラジルと南米のフットボールを追い続けている。日本のフットボール専門誌、スポーツ紙、一般紙、ウェブサイトなどに寄稿しており、著書に『マラカナンの悲劇』、『情熱のブラジルサッカー』などがある。1955年、山口県出身。
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