「あと何点取れそうですか?」と尋ねると…
日本代表FWの町野修斗がプレーするキールは板倉滉と福田師王が所属するボルシアMGをホームに迎えた一戦を4-3でものにした。町野は先制点と決勝点をマークし、今季10ゴールを達成。ブンデスリーガのデビューシーズンに二桁得点を決めたのは、日本人選手で初めてとなる。
いいパフォーマンスをしながら、終盤に力尽きて勝点を取れない試合が続いていたキール。前節のライプツィヒ戦でも町野のゴールで先制に成功したが、逃げ切れずに引き分け止まりだった。
この日も、2-0とリードを奪いながら後半にボルシアMGの反撃を許し、60分、69分に連続失点で同点に追いつかれてしまう。さすがに町野もガクッときたのだろうか?
「そうですね。どんだけ試練というか。でも時間もありましたし。相手のペースになりかけてたんで、なんとかやってやろうという思いはありました」
キールが3-2と勝ち越すも、また3-3に追いつかれる。このまま引き分けで終わるのではと思われたアディショナルタイム1分、町野が大仕事をやってのけた。
キールのセットプレーのこぼれ球から、もう一度ペナルティエリア内にボールが送られる。空中戦のあとボールが足元にこぼれてきた。一切の躊躇なく左足を振り抜くと、ボールはゴール右へと鋭く突き刺さった。
土壇場での劇的なゴールにスタジアムが揺れ動く。スタジアムDJがマイクをもって叫ぶ。「キールがゴールだ。決めたのは背番号18!シュウトー!」のコールに、満員のファンが「マチノー!」とレスポンス。そして大きな大きな拍手が広がっていく。
【動画】町野が板倉の眼前で鮮烈2ゴール!
いいパフォーマンスをしながら、終盤に力尽きて勝点を取れない試合が続いていたキール。前節のライプツィヒ戦でも町野のゴールで先制に成功したが、逃げ切れずに引き分け止まりだった。
この日も、2-0とリードを奪いながら後半にボルシアMGの反撃を許し、60分、69分に連続失点で同点に追いつかれてしまう。さすがに町野もガクッときたのだろうか?
「そうですね。どんだけ試練というか。でも時間もありましたし。相手のペースになりかけてたんで、なんとかやってやろうという思いはありました」
キールが3-2と勝ち越すも、また3-3に追いつかれる。このまま引き分けで終わるのではと思われたアディショナルタイム1分、町野が大仕事をやってのけた。
キールのセットプレーのこぼれ球から、もう一度ペナルティエリア内にボールが送られる。空中戦のあとボールが足元にこぼれてきた。一切の躊躇なく左足を振り抜くと、ボールはゴール右へと鋭く突き刺さった。
土壇場での劇的なゴールにスタジアムが揺れ動く。スタジアムDJがマイクをもって叫ぶ。「キールがゴールだ。決めたのは背番号18!シュウトー!」のコールに、満員のファンが「マチノー!」とレスポンス。そして大きな大きな拍手が広がっていく。
【動画】町野が板倉の眼前で鮮烈2ゴール!
ピッチではキールの選手が最後の力を振り絞って走って、戦っている。一時足をつって地面に倒れていた町野も疲労の色を明らかに感じさせるが、足を止めずに走り続ける。
アディショナルタイム6分にはカウンターから抜け出しゴール前フリーのフィル・ハレスに抜群のラストパス。シュートは枠を越えたが、この時間帯に最高のクオリティのプレーを見せた。
試合後の取材エリアに現れた町野に、「最後、劇的な終わり方でしたね」と話しかけると、まさに満面の笑みで「いや、まあ最高っすね」と答えてくれた。こっちもうれしくなる。
「やっぱこのためにやってるというか。二桁もちょうど行けたんでよかったです」
終盤は疲れも相当あったことを明かす。
「いやもう最後、集中しました。めっちゃ疲れました」
シュートシーンに関しては、「いや、もうゴール見えてなくて。その前に(シュートを)ふかしてしまったので、ふかさず叩きつけることを意識しました」と振り返っている。
勝ったとはいえチームはまだ17位。残留争いは最終節までどう転ぶかわからないなか、キールはアウグスブルク(A)、フライブルク(H)、ドルトムント(A)と厳しい試合を3つ残す。それでも25歳はポジティブな姿勢を崩さない。
「あと何点取れそうですか?」と尋ねると、「あと3試合ですよね」とつぶやいた後、ちょっと考えてすぐにこう答えた。
「まあ、3点はいきたいですね」
その言葉を信じさせるだけの力がある。いまの町野には期待しかない。
取材・文●中野吉之伴
【記事】「日本サッカーは無茶苦茶だ」22歳日本人のメガクラブ移籍が現実味! 韓国メディアは唖然「夢ではない」
【記事】「日本列島を揺るがすニュースだ」欧州超名門が久保建英を“トップターゲット”に!海外メディアは驚き
アディショナルタイム6分にはカウンターから抜け出しゴール前フリーのフィル・ハレスに抜群のラストパス。シュートは枠を越えたが、この時間帯に最高のクオリティのプレーを見せた。
試合後の取材エリアに現れた町野に、「最後、劇的な終わり方でしたね」と話しかけると、まさに満面の笑みで「いや、まあ最高っすね」と答えてくれた。こっちもうれしくなる。
「やっぱこのためにやってるというか。二桁もちょうど行けたんでよかったです」
終盤は疲れも相当あったことを明かす。
「いやもう最後、集中しました。めっちゃ疲れました」
シュートシーンに関しては、「いや、もうゴール見えてなくて。その前に(シュートを)ふかしてしまったので、ふかさず叩きつけることを意識しました」と振り返っている。
勝ったとはいえチームはまだ17位。残留争いは最終節までどう転ぶかわからないなか、キールはアウグスブルク(A)、フライブルク(H)、ドルトムント(A)と厳しい試合を3つ残す。それでも25歳はポジティブな姿勢を崩さない。
「あと何点取れそうですか?」と尋ねると、「あと3試合ですよね」とつぶやいた後、ちょっと考えてすぐにこう答えた。
「まあ、3点はいきたいですね」
その言葉を信じさせるだけの力がある。いまの町野には期待しかない。
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