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「(自分を)使えよと…」「葛藤があった」なぜ堂安律は今季9点目&2ゴール演出と大暴れできたのか 「ここ2、3試合」で起きた変化を明かす【現地発コラム】

カテゴリ:海外日本人

中野吉之伴

2025年04月20日

「かなり背後への警戒は薄いな」

ホッフェンハイムで躍動した堂安。(C)Getty Images

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 フライブルクでプレーする日本代表MF堂安律はホッフェンハイムとのブンデスリーガ30節で1ゴールを決めたほか、2点を演出と大暴れし、3-2の勝利に大きく貢献した。

 違いを生み続けられる選手が持つ希少価値は極めて高い。この日の堂安はまさにそうした存在だった。

 まずは得点シーン。36分、ペナルティエリアのすぐ外でヴィンツェンツォ・グリフォからパスを受けると、短いドリブルで相手守備を外して素早く左足のシュートに持ち込んだ。2-0とリードを広げるゴールに笑顔を見せる。

「あまりインパクトは良くなかったですけど、いいところに行きましたね。コースが良かったと思います」

 フライブルクはは前半終了間際、ホッフェンハイムに連続得点を許し、一時はタイスコアとされてしまう。だが、57分に見事なコンビネーションで決勝点を奪取。その起点となったのが堂安だった。

 不用意な高さをとったホッフェンハイム守備陣に対して、抜群のタイミングとコースで裏のスペースへ抜けだして、味方からのロビングボールを引き出すと、巧みなコントロールでボールを収め、左サイドを攻め上がってきたグリフォへ好パス。ここでほぼ勝負あったといっても過言ではない。

 グリフォからの折り返しをFWルーカス・ヘーラーが右足ダイレクトで決めた。

「立ち上がりからかなり背後への警戒は薄いなと感じていた。前半一本チャンスになったところで警戒してくるかなと思ったんですけど、相手のメンバーが代わったおかげもあって、(交代で入った)彼からしたら初めての動き出しだったかもしれない。90分を通して、流れを読みながらのプレー、隙をつく相手の嫌なプレーが出来てきているかなと思います」

 試合後のミックスゾーンで、堂安が自身のプレーについて手ごたえたっぷりに話してくれた。

【動画】堂安律が技ありのミドル弾! ブンデス2桁得点にリーチ
 またこの日はこうしたシーンだけではなく、アタッキングサードにボールを運んだ場面で、味方選手が堂安にボールを預けることがかなり多かった。以前はパスを要求していても左サイドに運ばれたり、無理なシュートでチャンス逸になったり機会も少なくなかったことを考えると、チーム全体が堂安の判断力を含めた力をこれまで以上に頼りにしていることが感じられた。

「ここ2、3試合だと思います。シーズン最初の頃はそこにすごく葛藤があって、『(自分を)使えよ(自分を)』みたいなところがありましたけど、数字も残ってきていたらチームメイトも信頼してくれる。それは感じます」

 今季のフライブルクは30節終了時で5位につけているが、得点力というところで物足りなさがずっと問題視されていた。総得点43は一桁順位にいるクラブの中で最少。それだけに起点を作り、チャンスを生み出し、ゴールを決める堂安の存在は非常に大きい。

 昨季は最終節を落として、ヨーロッパカップ戦3年連続出場を逃した。今季はその経験も活かして、欧州の舞台への返り咲きを狙う。

取材・文●中野吉之伴

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