リバプールで遠藤航は、リードしている試合の終盤に投入されて試合を締めるクローザーとして活躍している。

　ただ、プレミアリーグでは一度も先発がなく、需要な試合では出番がないこともしばしば。ライアン・フラーフェンベルフに疲労の色が見えてきてからも、アルネ・スロット監督はスタメンをいじろうとしない。

　ただ、チャンピオンズリーグのラウンド16でパリ・サンジェルマン、カラバオカップ決勝でニューカッスルに連敗し、立て続けに２つのタイトルを失ったことで、スロット監督に後悔の念もあるようだ。

　リバプールの専門サイト『THIS IS ANFIELD』は「スロット監督は、カラバオカップ決勝に向けて、特にエンドウの出場時間不足に関して、“おそらく”ミスを犯したと認めた」と報じている。

「オランダ代表（フラーフェンベルフ）が明らかに疲労の兆候を見せていたため、特に最下位のサウサンプトン戦で日本代表キャプテンを起用しないという決定は、甘かったと感じられた」

　オランダ人指揮官は「たぶん、たぶん、たぶん、十分なローテーションを踏まなかったことが最大のミスだった」と話しつつ、「ニューカッスル戦のラインナップのローテーションが十分ではなかったが、試合の間に４日間あったので、十分に休養が取れたと思う」とも話している。

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　同メディアは「フラーフェンベルフは今シーズンのリーグ戦全試合に先発出場し、リバプールのヨーロッパ戦でも１試合を除いてすべて先発出場しており、ここまでチームの中で３番目に長い出場時間を記録している。疲労により調子を落とした選手の良い例となるだろう」と指摘。

　そして、「監督は控えの守備的MFであるエンドウを起用しないことを選択し、それが間違った選択だったかもしれないと認めている」と綴り、コメントを紹介している。

「リーグカップでもチームのために成し遂げたことを全体的に見れば、彼（エンドウ）は出場に値したかもしれない。しかし、私がここに８、９か月ここにいる限り、我々が０－１や０－２で負けているときに、ほとんどゴールを決めたことのない選手を投入したとしたら、皆さんは驚くと思う。それは奇妙な交代になるだろう」

「もし我々が１－０でリードしていたら、ワタを投入するつもりだ。彼を先発させなかったのは間違った決断だったのかもしれない。そう言った方がいいかもしれないが、それは分からない」

　たらればとはいえ、遠藤はスタメンでもよかったと考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
　
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