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バルサ加入後9度負傷のペドリはなぜ変貌したのか。番記者が明かすシャビ時代とは“真逆”のアプローチ【現地発コラム】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2025年03月31日

1試合あたりの走行距離はリーグトップ5入り

バルサの中盤で奮闘するペドリ。(C)Getty Images

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 今シーズンのペドリはこれまで以上に走り、いつも通りのプレーをしている。1試合あたりの走行距離はラ・リーガでトップ5に入り、「いつもラウール(マルティネス:フィジオセラピスト)と一緒に居残りやジムでのトレーニングをしている」とクラブのスタッフが証言する努力の成果があらわれている。

「素晴らしい選手だ。彼のポジションでは世界最高クラスの選手だ。サッカーを心から楽しんでいる」とハンジ・フリック監督も賛辞を惜しまない。

 ここ数年のペドリはサッカーを楽しむことができていなかった。度重なる怪我に悩まされ、2021年夏にバルサに加入して以来、トータルで9度負傷し、そのうち8度は筋肉系のトラブルだった。食事を変え、日々の生活を見直し、さらにはフェラン・トーレスのアドバイスに従って、練習前に冷水浴を行うなどいろいろ試してみたが、効果はなかった。

 重要な転機となったのが、「私がまだ現役だった頃から、フィジカル面の管理から、トレーニングメソッドに至るまで、バルサは常に革新的な試みをするクラブだった。トゥスを招聘するというアイデアは、何か誤りがあったからではなく、進化の速度をさらにアップさせるためだった」とスポーツディレクター(SD)のデコが語るフリオ・トゥスをフィジカルコーチの責任者として迎え入れたクラブのプランだ。

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 実際、トゥスに最初に与えられた使命はペドリのコンディションを取り戻すことだった。まず手始めに、筋組織を分析してもらうために採取した組織片をアメリカに送られたが、意外な結果が返ってきた。曰く、ペドリは継続的にトレーニングを行わなければならない体質の持ち主というのだ。

 シャビ政権時代にフィジカルコーチを務めていたイバン・トーレスはその真逆のことをしていた。怪我再発防止のため、練習にできるだけ負荷をかけないことに注力していたからだ。

「ペドリは中距離ランナーのような選手と仮定しなければならない。休まず身体を動かすことが彼には必要なんだ」と前出のスタッフは強調する。
 
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