鹿島には0-1で敗戦
[J1第7節]鹿島 1-0 神戸/3月29日/県立カシマサッカースタジアム
リーグ2連覇中の神戸が苦しい時期を迎えている。
アウェーの鹿島に乗り込んだ7節では、相手GKのロングフィードをGK前川黛也が前に出てクリアしようとしたところを鹿島FWレオ・セアラに入れ替わられ、失点。後半は反撃に出たが、最後まで1点が遠かった。
これでリーグは消化試合がひとつ少ないとは言え、6戦で1勝3分2敗。リーグ3連覇を目指してスタートしたが、18位に沈むまさかの事態だ。
鹿島戦後には失点シーンを「判断ミスだと思いますし、やはりこういう試合ではひとつのミスが失点につながる。そこは勝敗が分かれる部分があるので、そこはまた反省をして、みんなでやっていきたいです」と吉田孝行監督が語れば、前川も自身のプレーを悔いた。
「僕の判断ミスで失点してしまったのでゲームを難しくしてしまいました。風もありましたが、試合中に分かっていることでしたし、自分は行けると思ったのでああいう判断をしましたが、ああいうミスは失点に直結するのでしっかり修正したいです。相手に先に触られた。判断が足りなかったです」
もっとも手痛い被弾であったが、より不安を掻き立てたのはチームから強い覇気が感じられなかったことだろう。
ACLエリートと並行して戦うスケジュールで難しさもあったに違いない。さらにそのACLはまさかのレギュレーション変更の影響も受け、ラウンド16で敗退。そのショックも小さくないと言える。
【動画】鹿島のレオ・セアラのゴールシーン
リーグ2連覇中の神戸が苦しい時期を迎えている。
アウェーの鹿島に乗り込んだ7節では、相手GKのロングフィードをGK前川黛也が前に出てクリアしようとしたところを鹿島FWレオ・セアラに入れ替わられ、失点。後半は反撃に出たが、最後まで1点が遠かった。
これでリーグは消化試合がひとつ少ないとは言え、6戦で1勝3分2敗。リーグ3連覇を目指してスタートしたが、18位に沈むまさかの事態だ。
鹿島戦後には失点シーンを「判断ミスだと思いますし、やはりこういう試合ではひとつのミスが失点につながる。そこは勝敗が分かれる部分があるので、そこはまた反省をして、みんなでやっていきたいです」と吉田孝行監督が語れば、前川も自身のプレーを悔いた。
「僕の判断ミスで失点してしまったのでゲームを難しくしてしまいました。風もありましたが、試合中に分かっていることでしたし、自分は行けると思ったのでああいう判断をしましたが、ああいうミスは失点に直結するのでしっかり修正したいです。相手に先に触られた。判断が足りなかったです」
もっとも手痛い被弾であったが、より不安を掻き立てたのはチームから強い覇気が感じられなかったことだろう。
ACLエリートと並行して戦うスケジュールで難しさもあったに違いない。さらにそのACLはまさかのレギュレーション変更の影響も受け、ラウンド16で敗退。そのショックも小さくないと言える。
【動画】鹿島のレオ・セアラのゴールシーン
ただそれにしても、鹿島戦の神戸のパフォーマンスは、リーグ連覇を果たした昨季の面影がなかなか見られないものだった。
鹿島がロングボールも多用したなか、前線と最終ラインがどこか間延びし、持ち味だったインテンシティの高い守備を発揮できたシーンも限られた。後半やや盛り返したとはいえ、不完全燃焼の試合と言えた。
吉田監督は「まずは連戦なので、あまりネガティブなことを言わずに気持ちを切り替えてやっていきたいです。怪我人が多くて開幕から連戦でかなり苦しかったですが、徐々に多少出入りはありますが、戻ってきている選手も多くなってきたので、あとは自分たちが今までやってきたこと、やるべきことをやればそこは勝てると思います」と語る。
さらに鹿島戦では新助っ人のDFカエターノ、MFグスタボ・クリスマンを途中出場させ、起用の目途が立った点もポジティブな要素に挙げた。
ACLを勝ち上がっていた場合は、サウジアラビアで集中開催される準々決勝から決勝に臨むはずだっただけに、怪我の功名と言うべきか、今は国内での連戦をチームを立て直す時期にあてるべきなのだろう。
ここ2年の優勝は欧州帰りの選手らのタレント力を活かしながら、経験豊富な彼らに若手が食らいつき、互いに厳しい要求をし合ったエネルギーが、チームの力の源になったように映る。
その意味でも改めて現在の苦境を受け入れながら、各々が危機感を感じ、高い意識で戦えるか。今のチームには逞しくファイティングポーズを取れる選手たちが揃っているはずである。ここからの王者の意地に期待したい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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鹿島がロングボールも多用したなか、前線と最終ラインがどこか間延びし、持ち味だったインテンシティの高い守備を発揮できたシーンも限られた。後半やや盛り返したとはいえ、不完全燃焼の試合と言えた。
吉田監督は「まずは連戦なので、あまりネガティブなことを言わずに気持ちを切り替えてやっていきたいです。怪我人が多くて開幕から連戦でかなり苦しかったですが、徐々に多少出入りはありますが、戻ってきている選手も多くなってきたので、あとは自分たちが今までやってきたこと、やるべきことをやればそこは勝てると思います」と語る。
さらに鹿島戦では新助っ人のDFカエターノ、MFグスタボ・クリスマンを途中出場させ、起用の目途が立った点もポジティブな要素に挙げた。
ACLを勝ち上がっていた場合は、サウジアラビアで集中開催される準々決勝から決勝に臨むはずだっただけに、怪我の功名と言うべきか、今は国内での連戦をチームを立て直す時期にあてるべきなのだろう。
ここ2年の優勝は欧州帰りの選手らのタレント力を活かしながら、経験豊富な彼らに若手が食らいつき、互いに厳しい要求をし合ったエネルギーが、チームの力の源になったように映る。
その意味でも改めて現在の苦境を受け入れながら、各々が危機感を感じ、高い意識で戦えるか。今のチームには逞しくファイティングポーズを取れる選手たちが揃っているはずである。ここからの王者の意地に期待したい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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