2025年３月20日、北中米ワールドカップのアジア最終予選を戦う日本代表が埼玉スタジアム2002でバーレーン代表を２-０と破って８大会連続のワールドカップ出場を決めた。
苦しい展開ながらも勝利を収めた日本の試合巧者ぶりにスポットが当たる一方、その日本を研究して組織的なサッカーを展開したバーレーンの戦いぶりを称賛する声もあった。
実際、記者団の間で大きな話題になったのが、バーレーンの左サイドバック、５番のハマド・マフムード・アルシャムサン（アルリファー在籍）だ。
「この試合のマン・オブ・ザ・マッチ（MOM）は彼でしょ」
「プレミアリーグのクラブに引き抜かれるんじゃない？」
「プレミアのクラブに引き抜かれるんじゃない？」三笘薫をほぼ完璧に封じ込め、衝撃をもたらしたバーレーンDF「この試合のMOMは彼でしょ」【W杯予選】
カテゴリ：日本代表
2025年03月21日
素晴らしかった37分の対応
記者同士の会話の中でそんな声も聞かれたわけだが、なぜこれだけ称賛されたかと言うと、ハマド・マフムード・アルシャムサンが対峙した三笘薫をほぼ完璧に封じ込めたからである。特に素晴らしかったのが37分の対応。三笘がドリブルで縦に抜けそうな場面でしっかりとついていって、中に切り込ませなかったディフェンスは圧巻だった。
三笘の調子がいまひとつだった側面は見逃せないものの、ハマド・マフムード・アルシャムサンが衝撃をもたらしたのは紛れもない事実だった。
取材・文●白鳥和洋（サッカーダイジェストTV編集長）
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