ドイツ戴冠の“隠れキーマン”? ヨシュア・キンミッヒのスカウティング・レポート

カテゴリ:国際大会

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2016年06月26日

最大の魅力は“学習能力”の高さ。

北アイルランド戦でほぼ未経験の右SBで先発したキンミッヒは、本職さながらの安定したプレーを披露した。(C)Getty Images

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 1995年生まれの21歳。ドイツ南部のロットバイル出身で、07年にサミ・ケディラやマリオ・ゴメスを輩出した育成の名門シュツットガルトの門を叩く。だが、トップチーム昇格は果たせず、18歳で当時ドイツ3部のRBライプツィヒへ移籍。1年目の2013-14シーズンから主力として活躍し、2部昇格に貢献した。
 
 バイエルンに引き抜かれたのは、15年7月。当初はアンカーの控えだったものの、DFラインに故障者が続出したウインターブレイク明けからCBにコンバートされた。
 
 176cm・70kgという体格を考えれば、この抜擢はかなりリスキーと言えた。それでも、キンミッヒは持ち前のインテリジェンスを駆使してCBに難なく対応。的確な読みとポジショニングで敵FWを封じ、ボールを持てば正確なパスでビルドアップの起点になった。
 
 最大の魅力は何と言っても、その“学習能力”の高さだ。先日の北アイルランド戦ではクラブシーンではほぼ未経験の右SBで、本職さながらの安定したプレーを披露。タイミングの良い攻め上がりで仕掛け/崩しに効果的に絡み、停滞していた右サイドの攻撃を活性化させた。
 
 守備のシーンでは対人戦にやや不安を覗かせたとはいえ、それまでの2試合で右SBで先発したベネディクト・ヘーベデスよりもパフォーマンスは明らかに上で、「満足している」とヨアヒム・レーブ監督も称賛。気の早いメディアは「フィリップ・ラームの後継者が現われた」と色めき立っている。
 
 ただラームほどのスピードや突破力はなく、将来的には本職のセントラルMFで大成する可能性が高そうだ。プレースタイルが似通うのは、かつてバイエルンやイングランド代表で活躍したオーウェン・ハーグリーブス。その先達と同じように、中盤センターを主戦場にしながら、有事の際は最終ラインもこなすマルチロールとして、クラブでも代表でも重宝されるだろう。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部

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