【EURO展望】フランス×アイルランド|「ハンド事件」から7年。因縁の対決ふたたび――

カテゴリ:国際大会

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2016年06月26日

キャバイエとシッソコのスタメンもありうる。

故障者/フランス=なし アイルランド=なし
出場停止/フランス=なし アイルランド=なし

画像を見る

フランスのキーマンはスイス戦でようやく本領を発揮したポグバ(左)。アイルランドはイタリア戦で決勝弾のブレイディが違いを作れるか。(C)Getty Images

画像を見る

EURO2016
ラウンド・オブ16
6月26日(日)/15:00(日本時間:22:00)/リヨン
フランス×アイルランド
主審:ニコラ・リッツォーリ(イタリア)
 
 【注目ポイント】
●ポグバが軸となるフランスの中盤
●ブレイディの起用法
●両チームのコンディションの差
 
【試合展望】
 あの「ハンド事件」以来の対戦となる。

 2009年11月、南アフリカ・ワールドカップの欧州予選プレーオフ(第2レグ)だった。フランスのFWアンリのハンドが見逃され、ガラスの決勝点に繋がったのだ。
 
 物議を醸したそのゴールでワールドカップ出場を逃がしたアイルランドにとっては、7年越しのリベンジの機会となる。MFヘンドリックは、「もう過去のこと」と言いながらも、「あのゴールで国全体が傷ついた。フランスを倒すチャンスだ」と闘志を燃やす。
 
 とはいえ、個の力では開催国が圧倒的に上回る。グループステージでは苦戦を強いられたものの、チーム状態は上向きだ。
 
 とりわけポグバの調子が上がってきたのは心強い。スイス戦では躍動感溢れるプレーで輝きを放った。注目されるのは、そのポグバが軸となる中盤3枚の構成だ。同じくスイス戦でハイパフォーマンスを見せたキャバイエとシッソコが先発で起用される可能性も小さくない。
 
 中盤がスムーズに機能すれば、絶好調のパイエや決定力のあるグリーエズマンがいい形でシュートに持ち込めるだろう。
 
 押し込まれる展開が予想されるアイルランドは、決勝トーナメント進出を決めたイタリア戦のように、辛抱強く粘ってワンチャンスをものにできるか。気掛かりなのは足首を痛めている左SBウォードの状態だ。もし欠場するようなら、攻撃の中心を担うブレイディを最終ラインで使わざるをえなくなる可能性もある。
 
 グループステージの最終戦からアイルランドが中3日なのに対し、フランスは中6日と休養十分。コンディションの差が勝負を左右するかもしれない。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
【フランス代表名鑑】選手&監督のデータ&情報が満載!
 
【アイルランド代表名鑑】選手&監督のデータ&情報が満載!
 
命運を握るレフェリーにも注目/ニコラ・リッツォーリ
 
リヨンとパルク・オランピック・リヨネの覚えておきたい歴史や文化
 
【関連記事】
【EURO展望】“ゼロトップ”を解体したドイツ。スロバキアの堅守をどう崩す?
【EURO展望】ハンガリーのカウンターか、ベルギーのミドルか
ベイルが8強進出に「ファンタスティックな気分」と興奮。ウェールズの夢物語は、どこまで続くのか――。
批判も渦巻くポグバが超絶的なミドルやキープなど躍動。デシャンも「最高クラスの選手であることを示した」と称賛!
【UEFA EURO 2016】全51試合を連日生中継! WOWOW放送スケジュールはこちら!!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ