「どうということはない」
レアル・ソシエダの久保建英は1月19日に開催されたラ・リーガ第20節のバレンシア戦で、相手のサポーターから人種差別を受けた。
ベンチスタートだった久保がタッチラインの恥でウォーミングアップを始めると、一部のホームサポーターから、「チノ(中国人)、目を開けろ、チノ、お前はチノだ!」というヤジが飛んだのだ。
アジア人に対して、「チノ」や「目が細い」と表現するのは、差別にあたるとされており、ソシエダは、「メスタージャ・スタジアムの一角でバレンシアのファン数名が当クラブの選手数名に人種差別やその他の侮辱行為を行なったことを強く非難する」と声明を発表。小さくない問題となった。
この一件について、バルセロナのカンテラ(下部組織)時代を含め、長くスペインでプレーしてきた23歳はどんな感情を抱いたのだろうか。
【動画】「中国人、目を開けろ」ウォーミングアップ中の久保が人種差別を受けた場面
ベンチスタートだった久保がタッチラインの恥でウォーミングアップを始めると、一部のホームサポーターから、「チノ(中国人)、目を開けろ、チノ、お前はチノだ!」というヤジが飛んだのだ。
アジア人に対して、「チノ」や「目が細い」と表現するのは、差別にあたるとされており、ソシエダは、「メスタージャ・スタジアムの一角でバレンシアのファン数名が当クラブの選手数名に人種差別やその他の侮辱行為を行なったことを強く非難する」と声明を発表。小さくない問題となった。
この一件について、バルセロナのカンテラ(下部組織)時代を含め、長くスペインでプレーしてきた23歳はどんな感情を抱いたのだろうか。
【動画】「中国人、目を開けろ」ウォーミングアップ中の久保が人種差別を受けた場面
3月18日に行われた日本代表の練習後の取材で質問をすると、「僕自身は人種差別を受けたからといって、どうということはない」と切り出し、思うところをこう口にした。
「僕は久保建英というある種のブランドがあるからこそ、みんなから差別をされるわけではないですし、(試合で)集中を切らせようとかそういう意図があって差別をしてくる人はいても、僕個人をアジア人ということで差別してくる人はいないので、僕としてはそんなに気を悪くすることはない」
「試合中に僕個人が差別されたからと言って、怒るということは絶対にないと思います。他の越えてはいけない一線を越えられた時には怒るかもしれないですけど、差別に関して試合中は、そういったのも含めて文化だと思うので、しょうがない」
そのうえで、「僕じゃない、スペインでビジネスで頑張ろう、学生をやろうという人たちも同じように差別されるというのは僕としてはあんまり許せることではないので、このような立場にある人間が人種差別を受けたときには、しっかり対応していきたいなと思います」とも語っている。
試合中は仕方ない部分もあり、それほど気にはしていないが、一般社会の人がアジア人ということで差別を受けるのは、許せるものではないとの認識を示した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【記事】「正直、スペインだと…」久保建英が大谷翔平フィーバーに言及「すごい人気」
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「僕は久保建英というある種のブランドがあるからこそ、みんなから差別をされるわけではないですし、(試合で)集中を切らせようとかそういう意図があって差別をしてくる人はいても、僕個人をアジア人ということで差別してくる人はいないので、僕としてはそんなに気を悪くすることはない」
「試合中に僕個人が差別されたからと言って、怒るということは絶対にないと思います。他の越えてはいけない一線を越えられた時には怒るかもしれないですけど、差別に関して試合中は、そういったのも含めて文化だと思うので、しょうがない」
そのうえで、「僕じゃない、スペインでビジネスで頑張ろう、学生をやろうという人たちも同じように差別されるというのは僕としてはあんまり許せることではないので、このような立場にある人間が人種差別を受けたときには、しっかり対応していきたいなと思います」とも語っている。
試合中は仕方ない部分もあり、それほど気にはしていないが、一般社会の人がアジア人ということで差別を受けるのは、許せるものではないとの認識を示した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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