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ニアで引っかけたくない。狙うのはファーだ。浦和戦の終了間際、FKで同点弾を演出。22歳の若鹿が期待に応えた

カテゴリ:Jリーグ

渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

2025年03月17日

「得点につながって良かったです」

今季は6節終了時点で5試合に出場する舩橋。トータルのプレー時間は99分だが、徐々に存在感を増している。写真:福冨倖希

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[J1第6節]鹿島 1-1 浦和/3月16日/県立カシマサッカースタジアム

 J1第6節の鹿島対浦和。浦和の1点リードで迎えた76分に、鹿島でセットプレーのキッカーを務めていた樋口雄太に代わってピッチに登場したのが舩橋佑だ。

 鹿島のつくばジュニアからのアカデミー育ちでトップチームまで上り詰め、今年でプロ5年目を迎えるボランチである。

「負けていた状況だったので、攻撃の活性化とチーム全体でよりゴールを狙うところを意識して入りました。少しずつ間延びしていて、相手が引いて、自分たちでボールを動かせる時間が多かったと思うので、そこで自分が上手く入って攻撃に厚みを持たせられれば」
 
 そうした狙いを持って途中出場した舩橋は、直後の78分にCKの場面が訪れるとキッカーを務め、ファーサイドを狙った。

「風が強くて、滑るのが怖くて、1発目は不安定ななかで蹴ったので、ちょっと浮いちゃいました」

 本人はミスキックだったと言うが、ファーサイドへの狙いは意図したものだった。それは、終了間際に敵陣右サイドで得たFKの場面でも同様だ。

 舩橋のファーサイドへのFKを植田直通が折り返し、ペナルティエリア内の混戦から、こぼれ球を拾った鈴木優磨が植田にパス。植田はダイレクトでクロスを入れると、これを知念慶がヘッドで叩き込む。鹿島が土壇場で同点に追いついた。
【動画】舩橋のFKが起点に! 浦和戦の同点弾

「ニアに引っ掛けるのだけはやめようと思っていて、中央よりファーに蹴れば、植田君など空中戦に強い選手が揃っている。上手く植田君が中に折り返して、その後の得点につながって良かったです」

 1点ビハインドの終盤。さらに、一昨年のアシスト王に代わっての出場。プレッシャーがかかっても不思議ではないシチュエーションでも、22歳の若鹿が期待に応えてみせた。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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