現地３月15日に開催されたブンデスリーガの第26節で、佐野海舟が所属する３位のマインツと堂安律を擁する５位のフライブルクが前者のホームで対戦した。

　堂安が４－４－１－１の右サイドハーフで先発したフライブルクは９分、敵陣深くでボールを奪った堂安が右サイドを突破して折り返したが、相手にブロックされる。

　一方、佐野が３－４－２－１のダブルボランチの一角でスタメン出場したマインツは、34分に先制点を奪う。右サイドでボールを受けたカシのグラウンダーのクロスにブルカルトがダイレクトで合わせてネットを揺らした。

　ビハインドを負ったアウェーチームは、40分にディフェンスラインの背後に抜け出したヘーラーが、敵陣ボックス手前の左寄りでマインツのコーアに倒される。このプレーが決定機阻止となり、コーアにはレッドカードが提示された。このままマインツの１点リードで前半を終える。
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　迎えた後半、フライブルクは53分に堂安の右からのクロスにグレゴリチュが頭で合わせるも、GKツェントナーの好守に阻まれる。それでもその５分後、左サイドでボールを受けたギュンターのクロスからグレゴリチュがヘディングシュートを叩き込んで試合を振り出しに戻した。

　勢いに乗るアウェーチームは66分、ドリブルでペナルティエリア内に侵入した堂安が強引にシュートを放つも、サイドネットに外れる。

　マインツは72分、佐野の見事なフリックに抜け出したカシが鋭いクロスを供給したが、味方には合わない。しかしその２分後、カシの折り返しにハンチェ＝オルセンが頭で合わせて勝ち越し弾を挙げた。

　再びリードを許したフライブルクは79分、左サイドで浮き球パスを受けた堂安が鋭い突破からゴール前にグラウンダーのクロスを供給。これに飛び込んだキュブラーがワンタッチで押し込んで同点に追いついた。

　結局、試合はこのまま２－２で終了し、日本人対決となった一戦はドローに終わった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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