印象的だった掲げられた横断幕
[J1第6節]東京V 2-1 名古屋/3月15日/味の素スタジアム
開幕から2分3敗と未勝利が続いていた名古屋は、アウェーで東京Vと対戦し、1-2の逆転負けを喫した。
負傷者が続くなか、シャドーに入った森島司が21分に先制点を挙げるなど、「前半は狙い通りの戦いをできた」と長谷川健太監督も胸を張った出来だった。
しかし追加点を狙おうとの共通認識を持ったなかで臨んだ後半はミスも重なり、2失点。重苦しい敗戦となった。
「申し訳ないという気持ちが一番強いです」
そう語るのは名古屋のGK武田洋平だ。チーム所属10年目、37歳の守護神は、昨季限りでランゲラックが退団し、新加入のシュミット・ダニエルがプレシーズンで負傷したなか、開幕戦から失点は続いていたが、ゴールマウスを守ってきた。
しかし、東京V戦では63分に、中盤でのボールロストからカウンターを受けると、山見大登のグラウンダーのシュートがCB佐藤瑶大のスライディングに少し当たり、コースがやや変わったボールを武田はセーブし切れずに、脇の下を抜かれてしまった。
「当たってちょっとコースは変わりました。ただどっちにしろ、取れる範囲に来たボールは絶対に取らないといけなかった。申し訳なかったと思います」
試合後にはそう悔やむ武田の姿があった。
その10分後にはCKからマンツーマンの守備を掻い潜られ、DF綱島悠斗にヘッドを決められ逆転負け。名古屋は2分4敗で最下位となっている。
それでも武田は自らの力不足を痛感しながら、チームのために前を向いた。
「申し訳ないという気持ちが一番強いですが、下を向かずに自分を含めてすぐに次の試合はくるので、チーム全体で向かっていかなくちゃいけないと思います。
(東京V戦のハーフタイムに)みんなで言っていたのは追加点。受けずに2点目を取りにいこうと。前回(C大阪戦/△1-1)が取られ方が悪くても守れていたので、あとは自分のところだったが、やられてしまった。なのでディフェンス陣は自信を失わずにやってほしいです」
【記事】東京V・山見大登のゴール
開幕から2分3敗と未勝利が続いていた名古屋は、アウェーで東京Vと対戦し、1-2の逆転負けを喫した。
負傷者が続くなか、シャドーに入った森島司が21分に先制点を挙げるなど、「前半は狙い通りの戦いをできた」と長谷川健太監督も胸を張った出来だった。
しかし追加点を狙おうとの共通認識を持ったなかで臨んだ後半はミスも重なり、2失点。重苦しい敗戦となった。
「申し訳ないという気持ちが一番強いです」
そう語るのは名古屋のGK武田洋平だ。チーム所属10年目、37歳の守護神は、昨季限りでランゲラックが退団し、新加入のシュミット・ダニエルがプレシーズンで負傷したなか、開幕戦から失点は続いていたが、ゴールマウスを守ってきた。
しかし、東京V戦では63分に、中盤でのボールロストからカウンターを受けると、山見大登のグラウンダーのシュートがCB佐藤瑶大のスライディングに少し当たり、コースがやや変わったボールを武田はセーブし切れずに、脇の下を抜かれてしまった。
「当たってちょっとコースは変わりました。ただどっちにしろ、取れる範囲に来たボールは絶対に取らないといけなかった。申し訳なかったと思います」
試合後にはそう悔やむ武田の姿があった。
その10分後にはCKからマンツーマンの守備を掻い潜られ、DF綱島悠斗にヘッドを決められ逆転負け。名古屋は2分4敗で最下位となっている。
それでも武田は自らの力不足を痛感しながら、チームのために前を向いた。
「申し訳ないという気持ちが一番強いですが、下を向かずに自分を含めてすぐに次の試合はくるので、チーム全体で向かっていかなくちゃいけないと思います。
(東京V戦のハーフタイムに)みんなで言っていたのは追加点。受けずに2点目を取りにいこうと。前回(C大阪戦/△1-1)が取られ方が悪くても守れていたので、あとは自分のところだったが、やられてしまった。なのでディフェンス陣は自信を失わずにやってほしいです」
【記事】東京V・山見大登のゴール
試合後、長谷川監督は「怪我人が若干戻ってくる。キーパーの部分でシュミット(・ダニエル)が戻ってくる部分は若干の光。武田が悪かったわけではなく、よく頑張ってくれましたが、キーパーの存在感はディフェンスラインに大きく影響すると思うので、そういう選手が帰ってくる部分は大きいと思います」と語った。
次戦以降は改めて激しいレギュラー争いが待っているのだろう。
もっとも試合前の名古屋側のスタンドにはこんな大きな横断幕が掲げられていた。
「熱い漢 武田洋平と頂点へ」
控え生活が長かった武田だが、これまでチームを支え続け、ピッチに立てば的確なプレーで名古屋に貢献してきたことを誰もが知っている。
この日の失点は手痛いものとなったが、武田が愛される存在であることは決して変わらないのだろう。
まずは今季初勝利を掴むこと。そうすれば重苦しい雰囲気を少しでも変えられるに違いない。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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次戦以降は改めて激しいレギュラー争いが待っているのだろう。
もっとも試合前の名古屋側のスタンドにはこんな大きな横断幕が掲げられていた。
「熱い漢 武田洋平と頂点へ」
控え生活が長かった武田だが、これまでチームを支え続け、ピッチに立てば的確なプレーで名古屋に貢献してきたことを誰もが知っている。
この日の失点は手痛いものとなったが、武田が愛される存在であることは決して変わらないのだろう。
まずは今季初勝利を掴むこと。そうすれば重苦しい雰囲気を少しでも変えられるに違いない。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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