リバプールの遠藤航は今シーズン、リードしている試合の終盤に投入され、相手の攻撃を遮断してゲームを終わらせるクローザーとしての役割を確立。プレミアリーグの首位を独走するチームで貴重な戦力となっている。

　そんななか、『ドイツ・スカイ』のフロリアン・プレッテンベルグ記者が、自身のXに「リバプールはすでにエキサイティングな夏の移籍市場に向けて準備を進めている。チームの再編が計画されており、数人の新規選手の獲得が見込まれている。退団の可能性があるのは、クィービーン・ケレハー、ワタル・エンドウ、ハービー・エリオット、フェデリコ・キエーザ、ディオゴ・ジョッタだ」と投稿。遠藤が売却リストに入っていると示唆した。

　そんな日本代表MFの重要性を訴えたのが、英メディア『FOOTBALL FANCAST』だ。「スロット監督はリバプールに新たな売却できないスターを手にした。それはファン・ダイクでもサラーでもない」と題した記事を掲載。エースのモハメド・サラーと、守備の中心である主将のフィルジル・ファン・ダイクの重要性に触れたうえで、こう綴った。
 

「スロット監督のチームには、売り物にならない存在としての地位を確立したもう一人のベテランの控え選手がいる。彼の名前はワタル・エンドウだ。この日本代表キャプテンはプレミアリーグ開幕当初はスロットの支持を得るのに苦労し、クリスマス前の６試合でわずか20分しかプレーしなかった。しかし、ここ数か月はコンスタントに出場し、複数のタイトル獲得を目ざすリバプールの浮上に大きく貢献している」

　同メディアは「ここ数週間、彼はクラブ内で新たな評価を得ている。（直近の）勝利を収めた５試合はエンドウの終盤の奮闘的な投入によるところが大きい」と主張した。

「驚くべきことに、エンドウは（勝利した）過去５回の出場で一度もパスミスをしていない。試合の流れを緩め、リバプールが試合終了間際にコントロールと落ち着きを保てるようにする彼の能力は過小評価されている」

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