眉をひそめた者も、今では笑いが止まらないだろう。

　１月のマーケットでセルティックが古橋亨梧をレンヌに売却し、代わりのストライカー獲得がなかったとき、懸念を示したサポーターや関係者は少なくない。控えCFのアダム・イダがスランプだったこともあり、得点力の低下が問題視されたのだ。

　だが周知のとおり、その心配は杞憂に終わった。前田大然が中央の位置でゴールを量産し始めたからだ。計り知れない献身性と対照的に、フィニッシュの局面における精度を批判されることも少なくなかった韋駄天ストライカーは、ゴールゲッターとして覚醒している。

　専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、レジェンドOBのスコット・ブラウンは、『Premier Sports』で「おそらく昨季、彼がGKと１対１になったときも、決めるかどうかは確信がなかっただろう」と称賛した。

「仕事ぶりは素晴らしい。誰もが『キョウゴのことがとても恋しくなるだろう』と言っている。だが、彼が見事にステップアップした」

　この新エースの好調が想定内か問われると、ブラウンは「得点に関してはそうでもないが、仕事ぶりについてはイエスだ」と答えている。

「彼は日本代表でも前線でプレーしている。スピードで多くの問題を引き起こす。対戦チームはそれを心配するんだ。相手がかなり引いて守る。それが、セルティックがプレーするためのスペースを増やすんだ」

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　コメントを紹介した67 HAIL HAILは、「年が明けるまで、ニコラス・キューンは年間最優秀選手に向かっていると思っていただろう」と報じた。

「だが、マエダが別の次元に引き上げた。キョウゴの退団以降、彼の得点力はクレイジーになり、好パフォーマンスが止まらないからだ」

「（公式戦27得点で）マエダは移籍の地図に載ることとなった。ファンは望まないだろう。だが、彼が認められているのは、それだけ良いパフォーマンスを見せているからにほかならない」

　現在のペースでネットを揺らし続けていけば、誘いの声が届くことは容易に想像できる。今季が前田にとってさらなる飛躍のシーズンとなるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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