川崎フロンターレは３月12日、アジア・チャンピオンズリーグエリート（ACLE）ラウンド16第２レグで、上海申花（中国）とホーム等々力陸上競技場で対戦。４－０で快勝し、２戦合計４－１準々決勝進出を果たした。

　アウェーで開催された第１レグは０－１で敗戦。合計スコアで上回り、逆転での準々決勝進出を目ざす川崎のスタメンには、背番号10の大島僚太が名を連ね、今季初出場を果たした。

　強い雨の中で始まった試合で川崎は２分、エリソンが遠い位置からさっそくミドルを放つなど、積極的に相手ゴールに迫る。

　12分には決定機。右サイドでの美しい崩しから、ペナルティエリア右に抜け出した伊藤達哉が折り返す。これにファーサイドで反応したマルシーニョがフリーで合わせるも、シュートは枠の上に外れた。

　その後も川崎の猛攻が続く。18分に脇坂泰斗が狙ったシュートはGKの好セーブに阻まれ、21分のテンポの良い繋ぎからの大島のショットも、惜しくも得点とはならず。

　それでも24分、ついに先制。伊藤の浮き球のスルーパスに右サイドを抜け出した佐々木旭が、ペナルティエリア右手前まで持ち運ぶ。すると巧みなステップから相手の意表を突いて左足を振り抜き、強烈なシュートをゴール右に突き刺した。
【動画】佐々木旭が左足で先制のゴラッソ！

　後半、徐々に攻撃の回数を増やしてきた上海申花に、速攻からチャンスを作られるも、ゴール前で守備陣が粘り強く対応。ピンチを凌ぐ。

　そして64分、右サイドを持ち上がった佐々木が、ゴール前に浮き球のパスを供給。これに飛び出したエリソンが右足のダイレクトで合わせ、ゴール左に流し込んで追加点を奪う。

　その４分後には、左サイドでの連係からマルシーニョがマイナスに折り返す。これにボックス内で反応した伊藤が落ち着いて左足でネットを揺らし、３点差とする。さらに90＋１分にはマルシーニョがダメ押しの４点目を奪う。

　このまま大勝を飾った川崎が、2017年以来８年ぶりのベスト８進出を決めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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