プレスをかけきれない状況も目についた
[ACLEラウンド16第2戦]横浜 4-1 上海海港/3月11日/横浜国際総合競技場
3月11日に横浜国際総合競技場で行なわれたアジアチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)ラウンド16第2戦で、横浜F・マリノスは中国の上海海港に4-1で勝利。敵地での第1戦(1-0)との合計5-1で準々決勝進出を決めた。
第2戦の90分間を見れば3点差をつけての快勝だったが、その一方で個人的に気になったのが、前半の戦い方だ。
開始2分に遠野大弥のゴールで幸先良く先制したが、その後はなかなかうまくビルドアップができず、相手に押し込まれる時間が少なくなかった。横浜の選手たちは自陣のゴール前で身体を張って守り切るものの、相手のボールホルダーにプレスをかけきれない状況も目についた。
それは早々にリードした気の緩みなのか。それとも雨が降っていた影響もあって選手たちの身体が重たかったのか。29分にアンデルソン・ロペスがゴールを奪い、35分に1点を返されるが、44分にはヤン・マテウスがネットを揺らす。2点をリードして前半を終えたが、どこか締まらないゲーム展開だと感じた。
【画像】ACLEベスト8進出を力強く後押しした横浜F・マリノスサポーターを特集!(Part1)
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第2戦の90分間を見れば3点差をつけての快勝だったが、その一方で個人的に気になったのが、前半の戦い方だ。
開始2分に遠野大弥のゴールで幸先良く先制したが、その後はなかなかうまくビルドアップができず、相手に押し込まれる時間が少なくなかった。横浜の選手たちは自陣のゴール前で身体を張って守り切るものの、相手のボールホルダーにプレスをかけきれない状況も目についた。
それは早々にリードした気の緩みなのか。それとも雨が降っていた影響もあって選手たちの身体が重たかったのか。29分にアンデルソン・ロペスがゴールを奪い、35分に1点を返されるが、44分にはヤン・マテウスがネットを揺らす。2点をリードして前半を終えたが、どこか締まらないゲーム展開だと感じた。
【画像】ACLEベスト8進出を力強く後押しした横浜F・マリノスサポーターを特集!(Part1)
「正直、前半は良くない内容だった」
そう試合を振り返ったのは横浜のGK朴一圭だ。
「開始早々に1点入ったので、前半はみんなに心の余裕だったり、今日はこういう感じでいけるのかなっていう空気が出ていた。相手はマンツーマンでハメにきていて、(第1戦とは)違う戦い方もしてきて、そのなかでうまくビルドアップができなかった。その要因は技術的なミスじゃなくて、とにかく攻守の切り替えが遅かったと思う。
上海海港とは(今大会で)3回も試合をやっているけど、今日が相手に一番やりたいことをされている感じがした。得点が入ったからいいですけど、結局Jリーグでは勝てていないので、そういう意味で言うと、前半のような戦い方をしたらダメだと思うし、アラートの基準を上げていく必要がある」
29分にA・ロペスが追加点を挙げたあとも、36分にオフサイドで取り消しになった遠野のゴールのVAR確認中も、朴はベンチへ駆け寄って指示を仰いだり、ピッチにいる選手たちに声をかけて鼓舞したりと、どうにかチーム状況を改善しようとしていた。
「メンタル的なところもそうだし、リードしている状況でどうゲームをコントロールしていくのかを、コーチも含めて選手たちとコミュニケーションを取っていました」
それでも試合を重ねるにつれ、朴もチームとしての戦い方に成長を感じている。だからこそ、こう続ける。
「日々良くなっていると感じますけど、今日の前半のような隙は見せたくない。このエンブレムを背負ってピッチに立ってプレーする限り、みんながプライドを持って戦わなきゃいけないし、勝ちにいかなきゃいけないし、タイトルを常に求められているクラブだと思うので、それに見合ったパフォーマンスを常に発揮していかなきゃいけない」
最後尾からチームの状況を冷静に見極め、ピッチの中で改善を図っていく。トリコロールの守護神の類稀な分析力とリーダーシップだった。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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そう試合を振り返ったのは横浜のGK朴一圭だ。
「開始早々に1点入ったので、前半はみんなに心の余裕だったり、今日はこういう感じでいけるのかなっていう空気が出ていた。相手はマンツーマンでハメにきていて、(第1戦とは)違う戦い方もしてきて、そのなかでうまくビルドアップができなかった。その要因は技術的なミスじゃなくて、とにかく攻守の切り替えが遅かったと思う。
上海海港とは(今大会で)3回も試合をやっているけど、今日が相手に一番やりたいことをされている感じがした。得点が入ったからいいですけど、結局Jリーグでは勝てていないので、そういう意味で言うと、前半のような戦い方をしたらダメだと思うし、アラートの基準を上げていく必要がある」
29分にA・ロペスが追加点を挙げたあとも、36分にオフサイドで取り消しになった遠野のゴールのVAR確認中も、朴はベンチへ駆け寄って指示を仰いだり、ピッチにいる選手たちに声をかけて鼓舞したりと、どうにかチーム状況を改善しようとしていた。
「メンタル的なところもそうだし、リードしている状況でどうゲームをコントロールしていくのかを、コーチも含めて選手たちとコミュニケーションを取っていました」
それでも試合を重ねるにつれ、朴もチームとしての戦い方に成長を感じている。だからこそ、こう続ける。
「日々良くなっていると感じますけど、今日の前半のような隙は見せたくない。このエンブレムを背負ってピッチに立ってプレーする限り、みんながプライドを持って戦わなきゃいけないし、勝ちにいかなきゃいけないし、タイトルを常に求められているクラブだと思うので、それに見合ったパフォーマンスを常に発揮していかなきゃいけない」
最後尾からチームの状況を冷静に見極め、ピッチの中で改善を図っていく。トリコロールの守護神の類稀な分析力とリーダーシップだった。
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