現地時間３月８日に開催されたプレミアリーグ第28節で、遠藤航を擁する首位のリバプールは、菅原由勢が所属する最下位のサウサンプトンとホームで対戦。前半終了間際に先制点を浴びるも、後半に得点を重ね、３－１で逆転勝ちした。

　首位を独走するリバプールは、勝点が58離れたサウサンプトンにまさかの先制を許すと、後半の頭に怒涛の３枚替え。コスタス・ツィミカス、ドミニク・ソボスライ、カーティス・ジョーンズを下げ、アンドリュー・ロバートソン、アレクシス・マカリステル、ハービー・エリオットを一気に送り込んだ。

　明確に反撃のスイッチを入れたなか、アルネ・スロット監督は試合後の会見で、そもそも先発させるべきではなかった選手がいると明かした。フィジカルコンディションが万全ではなかったソボスライだ。

　クラブ公式サイトによれば、オランダ人指揮官は、主力を担っている24歳のハンガリー代表MFについて、次のように語った。
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「適切な選択ではなかった。ここに座ってドミニクについて話す度に『彼はマシーンだ。ひたすら走り続けることができる』と言っているが、おそらく今シーズン初めてエネルギーが違って見えた。毎試合多くを与えてくれるからといって、起用したのは間違いだったかもしれない。

　プレー時間が45分だけなのは良かった。90分プレーさせた場合よりも、次の週に向けて休めたからね。そして私にとってグッドなのは、優れたミッドフィルダーは１人だけではないことだ。我々にはかなり選手がいる。ハービーは本当に力強く、パリ・サンジェルマン戦でチームを救ってくれた後、再び助けてくれた」

　リバプールの中盤でいうと、クローザーの役割が定着しつつある遠藤は、サウサンプトン戦では81分から、ライアン・フラーフェンベルフと代わってピッチに入った。

　素直に“ミス”を認めたスロット監督は、今後より柔軟な姿勢を取り、今季リーグ戦で先発機会がない遠藤やエリオットらの出場時間に変化は生まれるのか。現状ではあまりスタメンを変えず、固定して戦う傾向がある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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