興味深いサッカーをするも
[J1第5節]柏 1-3 鹿島/3月8日/三協フロンテア柏スタジアム
かつて浦和などを率いたリカルド・ロドリゲス監督を招聘し、ポジショニングやポゼッションを重視したサッカーに舵を切っている柏が、今季初黒星を喫した。
開幕から4戦で3勝1分と好スタートを果たし首位に立っていた柏だが、鬼木達新監督を迎え、3連勝中の鹿島とホームで対戦すると、序盤こそペースを掴んだが相手の新エース、レオ・セアラにハットトリックを許し、1-3で敗れた。
もっとも中盤にアンカーを置いた3-5-2システムを採用したこの日も、ウイングバックが幅を取りながらインサイドハーフらと上手く連係して、数的優位を作り出して前進。3バックも開きながら高い位置を取り、前線をサポート。ボールを動かしながら主体的に攻めようという意志はこの日も強く感じられ、観ている人たちをワクワクさせたと言えるだろう。
もっとも、ボールをつなげども、ゴールを奪えないと苦しくなるのがサッカーの性。5バックになるシーンも限られ、前に重心をかけるだけに、後方は幅広いエリアを守る必要があり、26分に先制点を奪われたシーンも、速攻からクロスをヘッドで合わせられたL・セアラに、ここぞの決定力を見せつけられた形だった。
さらに後半にも後方からつなごうとしたシーンと、中盤でのパスをカットされてL・セアラのゴールにつなげられている。一時はウイングバックの久保藤次郎のゴールで1点差に詰め寄るも、最終スコアは1-3だった。
【動画】柏・久保のゴール
かつて浦和などを率いたリカルド・ロドリゲス監督を招聘し、ポジショニングやポゼッションを重視したサッカーに舵を切っている柏が、今季初黒星を喫した。
開幕から4戦で3勝1分と好スタートを果たし首位に立っていた柏だが、鬼木達新監督を迎え、3連勝中の鹿島とホームで対戦すると、序盤こそペースを掴んだが相手の新エース、レオ・セアラにハットトリックを許し、1-3で敗れた。
もっとも中盤にアンカーを置いた3-5-2システムを採用したこの日も、ウイングバックが幅を取りながらインサイドハーフらと上手く連係して、数的優位を作り出して前進。3バックも開きながら高い位置を取り、前線をサポート。ボールを動かしながら主体的に攻めようという意志はこの日も強く感じられ、観ている人たちをワクワクさせたと言えるだろう。
もっとも、ボールをつなげども、ゴールを奪えないと苦しくなるのがサッカーの性。5バックになるシーンも限られ、前に重心をかけるだけに、後方は幅広いエリアを守る必要があり、26分に先制点を奪われたシーンも、速攻からクロスをヘッドで合わせられたL・セアラに、ここぞの決定力を見せつけられた形だった。
さらに後半にも後方からつなごうとしたシーンと、中盤でのパスをカットされてL・セアラのゴールにつなげられている。一時はウイングバックの久保藤次郎のゴールで1点差に詰め寄るも、最終スコアは1-3だった。
【動画】柏・久保のゴール
2トップを組んだ垣田裕暉(今季2ゴール)、木下康介(今季1ゴール)もこの日は無得点。後半開始からは木下に代えてエースと目される細谷真大を投入し、久保のゴールは垣田と細谷が絡んだものだったが、細谷は今季いまだノーゴール。日本代表にも名を連ねた男は新しいチームスタイルでの成長に意欲を示しつつ「(試合に)出ないといけない。出ないと代表に行けない危機感を持ちながら」とも語る。
「我々はここまでの試合で決定力の高さを表現することができていましたが、今日はそこが表現できなかった。チャンスは作れていましたが、ゴールにつなげることができなかった、というのは今日の大きな試合の流れを分けた大きな要因だと思います」と話したリカルド・ロドリゲス監督はこうも続けた。
「途中投入した(細谷)真大は良いパフォーマンスをしていたと思います。今、チーム内には3人のFWの拮抗したポジション争いがあります。都度都度、パフォーマンスの良い選手を選ぶことを監督として決断しなくてはいけません。
もちろん選手はスタメンで試合に出るところに大きな希望と言いますか、願いがありますが、監督としては起用する選手とサブ選手を大きく分けていません。流れを変えてくれる選手がいることは素晴らしいことです」
テクニカルなサッカーにおいて得点源を確保できれば、さらなる飛躍を期待できるはず。特にエースの座を担うべき細谷が決めれば、チームは乗るはずで、垣田、木下との競争が相乗効果となるに違いない。それだけに柏のFW陣の今後の奮闘にはぜひ注目したい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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「我々はここまでの試合で決定力の高さを表現することができていましたが、今日はそこが表現できなかった。チャンスは作れていましたが、ゴールにつなげることができなかった、というのは今日の大きな試合の流れを分けた大きな要因だと思います」と話したリカルド・ロドリゲス監督はこうも続けた。
「途中投入した(細谷)真大は良いパフォーマンスをしていたと思います。今、チーム内には3人のFWの拮抗したポジション争いがあります。都度都度、パフォーマンスの良い選手を選ぶことを監督として決断しなくてはいけません。
もちろん選手はスタメンで試合に出るところに大きな希望と言いますか、願いがありますが、監督としては起用する選手とサブ選手を大きく分けていません。流れを変えてくれる選手がいることは素晴らしいことです」
テクニカルなサッカーにおいて得点源を確保できれば、さらなる飛躍を期待できるはず。特にエースの座を担うべき細谷が決めれば、チームは乗るはずで、垣田、木下との競争が相乗効果となるに違いない。それだけに柏のFW陣の今後の奮闘にはぜひ注目したい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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