驚きのニュースが飛び込んできた。

　国際サッカー連盟（FIFA）が主催するワールドカップ（W杯）は、1998年のフランス大会で出場国が「24」から「32」に増えて以降、数の変更はなかったが、2026年にアメリカ、カナダ、メキシコによる史上初の３か国共催で行なわれる北中米大会から「48」となる。

　そして、1930年に開かれた第１回のウルグアイ大会から100周年の節目となる2030年大会で、さらに増える可能性があるようだ。

　英紙『The Guardian』が３月６日付けで、「FIFAが2030年の男子W杯を64チームに拡大する案を検討へ」と伝えている。

「この案は水曜日のFIFA理事会で、その他の議事の一部として提起された。『New York Times』の報道によれば、その代表はウルグアイサッカー協会のイグナシオ・アロンソ会長だった。ウルグアイは、2030年に『100周年記念試合』を開催する南米３か国のうちの１つとなる。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、このアイデアをさらに検討することに同意した」
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『The Guardian』はまた、FIFAの広報担当者が自紙に対して述べた、次のような発言も掲載している。

「W杯100周年を記念した64チーム制のW杯を分析する提案は、2025年３月５日に行なわれたFIFA理事会の終了間際に、その他の議題の中で、FIFA理事によって自発的に提起された。FIFAには理事会メンバーからのいかなる提案も分析する義務があるため、この案は承認された」

　48か国に増えた際に賛否の声で溢れたことを考えても、今後より具体的に64か国制に向かう方針となれば、世界中で激しい議論が巻き起こることは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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