ニルス・ニールセン新監督が就任したなでしこジャパンは現地時間２月23日、2025 SheBelieves Cup第２戦で、コロンビア代表とアメリカで対戦した。

　新体制初陣となった３日前のオーストラリア戦（４－０）から先発５人を変更。GKに平尾知佳、DFに高橋はな、古賀塔子、南萌華、北川ひかる、MFに三浦成美、宮澤ひなた、谷川萌々子、FWに藤野あおば、田中美南、植木理子が入った。

　連勝を目ざすなでしこジャパンは、開始わずか18秒で先制。19歳の谷川が距離のある位置から思い切り良く左足を振り抜き、スーパーなミドルシュートでゴール右隅に叩き込んだ。

　さらに８分、谷川が蹴ったCKに、田中が下がりながらのヘッドで上手く合わせ、リードを広げる。

　日本はその後も押し込み、41分に北川、藤野が立て続けにシュートを放つが、いずれもアンヘラ・バロンのブロックに阻まれる。

　前半中盤の植木の手当てに時間を要し、アディショナルタイムは５分取られるなか、45＋４分にハーフウェイライン付近でのボールロストからカウンターを浴び、リンダ・カイセドに被弾。今大会初失点を喫する。
【動画】開始18秒！谷川萌々子が決めた衝撃のスーパーゴール

　２－１で折り返すと、50分にペナルティエリア手前でのFKから谷川が右足で狙うも、枠を捉えきれない。

　それでも57分、ハーフタイム明けに植木と代わって入った浜野が、ペナルティエリア右からゴール左に突き刺し、再び２点差に。田中に続いて浜野も２戦連発となった。

　77分には守護神の平尾のクリアが小さくなり、ペナルティエリア内でカイセドにカットされるが、平尾自ら好守で凌ぐ。

　ピンチを乗り切ると、直後の80分に北川のアーリークロスに反応した田中が、ペナルティエリア内でGKルイサ・アグデロに倒され、PKを獲得。田中自らアグデロの逆をつくキックで成功させる。30歳の点取り屋はまたしても１試合２発で、今大会４点目となった。

　このまま４－１でタイムアップ。ニールセン監督が率いる新生なでしこジャパンが、再びゴールラッシュを披露し、今大会２連勝を達成した。

　この後は日本時間27日12時半に、最終戦で開催国のアメリカと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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