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90+3分の失点に崩れ落ちた日本代表MF。「日頃とはレベルが違う」ドイツ巨人との対戦で何を感じたのか?「自分のプレーを押し殺して…」【現地発コラム】

カテゴリ:海外日本人

中野吉之伴

2025年02月22日

「個人的にはもうちょっと前に位置取りをしたかった」

バイエルン戦にフル出場した旗手。(C)Getty Images

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 日本代表のMF旗手怜央とFW前田大然がプレーするセルティックはチャンピオンズリーグ(CL)プレーオフで“ドイツの巨人”バイエルンと対戦し、2戦合計2-3で大会から別れを告げた。

 ホームでのファーストレグを1-2と落としたセルティックは、ミュンヘンでのセカンドレグで先制に成功。自分達の流れにできそうな瞬間はいくつかあっただけに、後半アディショナルタイム3分にアルフォンソ・デイビスに押し込まれた失点が悔やまれる。

 ダブルボランチの一角でフル出場し、失点の瞬間に、膝をついて崩れ落ちた旗手は次のように試合を振り返っていた。

「個人的にはもうちょっと前に位置取りをしたかったんですけど、監督はボールを大事にしたいと言っていたので、攻撃の時は2ボランチみたいになっていた。そこはチームのために尽くすしかないと思ってやっていました」

 この試合、前線で前田がダヨ・ウパメカノやキム・ミンジェ相手に粘り強くボールをキープして、旗手に落とすシーンがいくつかあった。その瞬間、バイエルン守備陣は統率を失っていて、広大なスペースをカバーしなければならない状況なので、予測してスペースに飛び出してくる選手がいたらビックチャンスにつながりそうだが、それがない。

【動画】鬼プレス炸裂!前田大然が強豪バイエルン戦でゴールを演出!
 結局パスを前に出せずに戻すしかなく、そうすると攻めの手口がぐっと減ってしまう。

 ほかにもセルティックのビルドアップ時に、旗手が中盤でぽっかり空くことが少なくなかった。バイエルンはフルコートでマンマークプレスに行こうとするが、最初のプレスがずれてかいくぐられる影響で、中盤がセルティックにとって数的有利になる局面がうまれやすくなっていた。ただそこを生かしてうまく前へ運ぶ局面が少なかったのがもったいない。

 旗手が試合後に分析していた。

「ビルドアップのやり方で僕がずっと思っているのは、サイドバックからウイングへの縦パスはどうしてもハメパスになっている。中の選手を使うのか、もう一回揺さぶるのかというところがないと。自分のプレーしたいところを押し殺して、中でサポートして、サイドバックから僕、僕から大然とか。そこで角度をつけていく。そこは意識していた」
 
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