現地時間２月16日に開催されたプレミアリーグ第25節で、遠藤航が所属する首位のリバプールが、残留ラインぎりぎりの17位に沈むウォルバーハンプトンとホームで対戦。リーグ戦で先発機会がない遠藤は、この日もベンチスタートとなった。

　鋭い出足を見せたリバプールは開始15分、ペナルティエリア左でセカンドボールに鋭く反応したディアスが身体ごと押し込み、幸先良く先制する。28歳のコロンビア代表FWは、12月29日のウェストハム戦以来の得点で、リーグ戦での二桁得点に王手をかけた。

　ディアスはさらに37分、エリア内でGKジョゼ・サに倒され、PKを獲得。これをサラーが力を抑えたキックで真ん中に決め、前半のうちに追加点を挙げる。絶好調のエースは23点目で、リーグ得点ランキング２位のハーランド（マンチェスター・シティ）との差を４点に広げた。
【動画】これはアリソンでも止められない！ウルブス10番の絶妙シュート

　２－０で折り返して迎えた50分には、反撃に出るウルブスに決定機を作られるが、裏に抜け出したムネチのフィニッシュを守護神アリソンが防ぐ。

　頼れる背番号１のビッグセーブで窮地を脱すると、直後にサラーが個の力で仕留め、ネットを揺らすも、オフサイドで得点は認められない。

　後半はシュート０本で守備の時間が多くなるなか、67分に１点を返される。10番のクーニャにアリソンが必死に手を伸ばすも届かない、絶妙なシュートで叩き込まれた。

　ホームチームは逃げ切りを図るべく、71分にこの日４人目の交代でディアスを下げ、遠藤を投入。中盤の一角に入った日本代表キャプテンは、身体を張って奮闘する。

　最終盤にかけても、アウェーチームの猛攻に遭い、結局後半はまさかのシュート０本に抑え込まれた一方で、決して同点弾は与えず。２－１のままタイムアップ。

　４日前にラストプレーで同点弾を浴び、宿敵エバートンと２－２で引き分けたリバプールが、接戦を制し、きっちりと勝点３を積み上げた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「メッシのようだ。天才的なプレーだった」三笘薫の“衝撃弾”を辛口の元英代表DFもベタ褒め！「いま見たものは何だ？ミトマはとんでもない」

【画像】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選！