指揮官は「ストライカーだけの問題ではない」
イマノル・アルグアシル監督がコパ・デル・レイ準々決勝、オサスナ戦を前に苦言を呈した。
「今起こっていることはストライカーだけの問題ではない。他の選手も、一歩前に踏み出さなければならない。チャンスを作り、パスを供給するのは、(オーリ・)オスカールソンと(ミケル・)オジャルサバルの責任だけではないんだ。2人は他の選手が標的にされなければならない場合であっても、非難の対象にされている」
「質の高いクロスを供給できる場面で、それができないのであれば非難されるべきはストライカーではない。もちろん彼らも非難されるべき時はある。でもそれはゴール前に顔を出す2列目の選手たちも同様だ。我々はとくにその点をしつこく要求している。なぜなら我々は重大な欠点を抱え、チーム全員がそれを認識しているからだ」
タケ・クボ(久保建英)は、レアル・ソシエダに加入したばかりの頃、「20ゴールに関与したい」と宣言した。しかし9得点9アシストと目標達成まであと少しだった1年目を経て、2年目は7得点4アシストと成績は低下した。そして迎えた3年目もこと数字においては低調だ。
おまけにここまでの5得点3アシストという成績は、アンデル・バレネチェアの7得点4アシストを下回る。ちなみにバレネチェアはデビュー以来、数字を残すことが課題を言われ続けている選手である。
【画像】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
「今起こっていることはストライカーだけの問題ではない。他の選手も、一歩前に踏み出さなければならない。チャンスを作り、パスを供給するのは、(オーリ・)オスカールソンと(ミケル・)オジャルサバルの責任だけではないんだ。2人は他の選手が標的にされなければならない場合であっても、非難の対象にされている」
「質の高いクロスを供給できる場面で、それができないのであれば非難されるべきはストライカーではない。もちろん彼らも非難されるべき時はある。でもそれはゴール前に顔を出す2列目の選手たちも同様だ。我々はとくにその点をしつこく要求している。なぜなら我々は重大な欠点を抱え、チーム全員がそれを認識しているからだ」
タケ・クボ(久保建英)は、レアル・ソシエダに加入したばかりの頃、「20ゴールに関与したい」と宣言した。しかし9得点9アシストと目標達成まであと少しだった1年目を経て、2年目は7得点4アシストと成績は低下した。そして迎えた3年目もこと数字においては低調だ。
おまけにここまでの5得点3アシストという成績は、アンデル・バレネチェアの7得点4アシストを下回る。ちなみにバレネチェアはデビュー以来、数字を残すことが課題を言われ続けている選手である。
【画像】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
これからシーズンな佳境に入っていくにあたり、タケは目標として設定した数字に近づけるような活躍が期待されている。しかし得点はなかなか伸びず、アシストも、味方が決めてくれなければ、いくら最高のお膳立てをしたとしても数字には反映されない。
その意味で、アシストはつかなかったが、21分、身長差のハンデをものともせず、空中戦でフアン・クルスに競り勝ち、貴重な先制点の起点となるプレーを見せたオサスナ戦は、その期待に応えた。
【動画】小柄な久保がヘッドでゴールを演出!
一方、3日後に行われたラ・リーガ第23節、エスパニョール戦は76分から途中出場。77分と90分にシュートを放つなど、何度か見せ場を作ったが、チャンスを得点に結びつけることはできなかった。もっとも、意図的にボールをキープして、時計の針を進め、逃げ切り態勢の時間帯に投入された選手の役割は十分に果たしたことを強調しておきたい。
エスパニョール戦でベンチスタートだったのは、温存策に他ならない。今シーズン、アルグアシル監督は例年以上に積極的にローテーションを採用しており、タケもその対象になっている。
狙いは言うまでもなくこれからベストバージョンを見せてもらうためだ。タケがゴールを決めれば、勝率がグッと上がることはデータで証明されている。シーズンはこれからが本番だ。
取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸
【記事】「喜びが奪われた」中田英寿が語る電撃引退の理由。現在の森保ジャパンをどう見ている?「今の日本代表は強力。次のW杯で…」
その意味で、アシストはつかなかったが、21分、身長差のハンデをものともせず、空中戦でフアン・クルスに競り勝ち、貴重な先制点の起点となるプレーを見せたオサスナ戦は、その期待に応えた。
【動画】小柄な久保がヘッドでゴールを演出!
一方、3日後に行われたラ・リーガ第23節、エスパニョール戦は76分から途中出場。77分と90分にシュートを放つなど、何度か見せ場を作ったが、チャンスを得点に結びつけることはできなかった。もっとも、意図的にボールをキープして、時計の針を進め、逃げ切り態勢の時間帯に投入された選手の役割は十分に果たしたことを強調しておきたい。
エスパニョール戦でベンチスタートだったのは、温存策に他ならない。今シーズン、アルグアシル監督は例年以上に積極的にローテーションを採用しており、タケもその対象になっている。
狙いは言うまでもなくこれからベストバージョンを見せてもらうためだ。タケがゴールを決めれば、勝率がグッと上がることはデータで証明されている。シーズンはこれからが本番だ。
取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸
【記事】「喜びが奪われた」中田英寿が語る電撃引退の理由。現在の森保ジャパンをどう見ている?「今の日本代表は強力。次のW杯で…」