往年の佐藤寿人を想起させるフィニッシュで
2025シーズンのJリーグも開幕まで10日を切った。本稿ではJ1でのブレイクが期待できる選手たちの中から、筆者の目線で5人のタレントをピックアップした。
1人目は大卒ルーキーのFW中村草太(サンフレッチェ広島)だ。前橋育英高から明治大に進み、関東大学リーグ1部で前人未到の2年連続で得点王とアシスト王をダブル受賞するなど、今シーズンの新人選手では群を抜いた即戦力と言える。168センチと小柄ながら、プレス強度が高く、ボールを持っての仕掛けからでも、鋭い飛び出しからでもゴールを狙える。
多くの選手が在学中に特別指定選手として経験を積むなかで、4年間、大学サッカーに専念していただけに、未知数な部分も否めないが、タイミング良くパスを引き出すことができれば、どんどんゴールを決めていけるポテンシャルはありそうだ。
昨シーズンに19得点を記録したジャーメイン良がエース候補と見られるが、目下、外国人FWがいなくなった前線で切磋琢磨しながら、往年の佐藤寿人を想起させるフィニッシュで、独自のFW像を築いていく期待は高い。
大卒2年目の美藤倫(ガンバ大阪)も大きく飛躍するポテンシャルを備える、スケール感のあるボランチだ。ブラジル人MFダワンがチームを去り、万能性に優れる鈴木徳真や実績十分なネタ・ラヴィがいるとはいえ、悲願のタイトルを狙うチームにあって、中盤は坂本一彩の抜けたFWとともに、不安の声が聞かれるポジションではある。
しかし、ディフェンスリーダーの中谷進之介も名指しで期待を寄せるように、美藤が攻守にわたり獅子奮迅の働きを見せることができれば、中盤に力強い軸が加わることになる。
昨年は関西学院大の同僚だった濃野公人(鹿島アントラーズ)が右サイドバックながら9得点をマークするなどブレイク。年間ベストイレブンにも輝いた。G大阪の中盤でポジションを確保し、個人としての存在感だけでなく、周りの選手たちを躍動させるサポートができるか。
そのうえでゴールやアシストといった目に見える結果がついてくれば、さらに注目は集まるだろうが、まずは局面でデュエルなどを発揮しながら、中盤をしっかりとオーガナイズしていく仕事ぶりに期待したい。
1人目は大卒ルーキーのFW中村草太(サンフレッチェ広島)だ。前橋育英高から明治大に進み、関東大学リーグ1部で前人未到の2年連続で得点王とアシスト王をダブル受賞するなど、今シーズンの新人選手では群を抜いた即戦力と言える。168センチと小柄ながら、プレス強度が高く、ボールを持っての仕掛けからでも、鋭い飛び出しからでもゴールを狙える。
多くの選手が在学中に特別指定選手として経験を積むなかで、4年間、大学サッカーに専念していただけに、未知数な部分も否めないが、タイミング良くパスを引き出すことができれば、どんどんゴールを決めていけるポテンシャルはありそうだ。
昨シーズンに19得点を記録したジャーメイン良がエース候補と見られるが、目下、外国人FWがいなくなった前線で切磋琢磨しながら、往年の佐藤寿人を想起させるフィニッシュで、独自のFW像を築いていく期待は高い。
大卒2年目の美藤倫(ガンバ大阪)も大きく飛躍するポテンシャルを備える、スケール感のあるボランチだ。ブラジル人MFダワンがチームを去り、万能性に優れる鈴木徳真や実績十分なネタ・ラヴィがいるとはいえ、悲願のタイトルを狙うチームにあって、中盤は坂本一彩の抜けたFWとともに、不安の声が聞かれるポジションではある。
しかし、ディフェンスリーダーの中谷進之介も名指しで期待を寄せるように、美藤が攻守にわたり獅子奮迅の働きを見せることができれば、中盤に力強い軸が加わることになる。
昨年は関西学院大の同僚だった濃野公人(鹿島アントラーズ)が右サイドバックながら9得点をマークするなどブレイク。年間ベストイレブンにも輝いた。G大阪の中盤でポジションを確保し、個人としての存在感だけでなく、周りの選手たちを躍動させるサポートができるか。
そのうえでゴールやアシストといった目に見える結果がついてくれば、さらに注目は集まるだろうが、まずは局面でデュエルなどを発揮しながら、中盤をしっかりとオーガナイズしていく仕事ぶりに期待したい。
3人目は久保藤次郎(柏レイソル)。鋭いドルブルを武器とするサイドアタッカーだ。J3だった藤枝MYFCでJ2昇格の立役者となり、一昨年の夏に名古屋グランパス加入を果たした。しかし、時おりキラリと光るプレーは見せるものの断片的であり、なかなか主力に定着できないまま昨夏、降格危機にあったサガン鳥栖に移籍したが、救世主的な活躍はできなかった。
リカルド・ロドリゲス新監督のもと、再出発した柏にはいかにも指揮官の戦術にフィットしそうな選手が多く入ったなかで、久保はやや異色にも見える。だからこそ、他の選手にない違いを見せて、上位躍進のキーマンになっていく期待がある。
【画像】高校生からプロの世界へ…!高校サッカー選手権に出場した2025年プロ内定者を紹介!
リカルド・ロドリゲス新監督のもと、再出発した柏にはいかにも指揮官の戦術にフィットしそうな選手が多く入ったなかで、久保はやや異色にも見える。だからこそ、他の選手にない違いを見せて、上位躍進のキーマンになっていく期待がある。
【画像】高校生からプロの世界へ…!高校サッカー選手権に出場した2025年プロ内定者を紹介!