江坂と木村のコンビは面白い
2月15日に京都をホームに迎えて行なわれる岡山の開幕戦。クラブとして初めてJ1リーグを戦う歴史的な一戦は、1日にファンクラブ先行発売を行なうと大半のチケットが売れ、2日に一般販売を開始すると数分で車いす席を除く全てのホームエリアの席が完売となった。
県民が大きな関心を寄せる試合に向け、チームはチャレンジ精神をみなぎらせながら準備を進めている。全32選手のうち、ルーキーたちも含めてJ1の試合に出場したことのない選手が19選手いる。
未知の世界へ足を踏み入れる選手が多いからこそ、木山隆之監督は「まずやってみないと分からない部分が大きい。選手それぞれがイメージしてると思うけど、実際はイメージより上かもしれないし、思ったよりもやれるかもしれない。そこはもう体感してみないと何とも言えないので、まずはみんなでしっかり心構えを作って体感することが大事」と話してきたが、思い切り力をぶつけていく体制は整っていると言っていいだろう。
木山監督のもとで積み上げてきたサッカー、相手コートでアグレッシブに攻守を展開するサッカーをより強度高くやっていく準備のなかで、最前線ではルカオが存在感を示す。宮崎キャンプでの鹿島とのトレーニングマッチでは、キープ力や推進力を発揮しながら1ゴール・1アシストの結果も残し、190センチ超のブラジル人FWへの期待は高まっている。
ルカオの下に並ぶのは、クオリティも経験値もチーム内では突出している江坂任と、甲南大初のJリーガーとして岡山でプロのキャリアをスタートして5年目を迎える木村太哉だ。スマートで狡猾に攻撃をけん引する江坂と、がむしゃらにひたむきに走り回る木村のコンビはとても面白く、ベンチには岩渕弘人が控えることになりそうだ。
ボランチでは流通経済大のキャプテンを務めて岡山でプロの一歩を踏み出す藤井海和が好アピールを続けている。宮崎キャンプに入ってボールを奪える能力を存分に発揮して開幕スタメンも視野に入るパフォーマンを見せている。
【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
県民が大きな関心を寄せる試合に向け、チームはチャレンジ精神をみなぎらせながら準備を進めている。全32選手のうち、ルーキーたちも含めてJ1の試合に出場したことのない選手が19選手いる。
未知の世界へ足を踏み入れる選手が多いからこそ、木山隆之監督は「まずやってみないと分からない部分が大きい。選手それぞれがイメージしてると思うけど、実際はイメージより上かもしれないし、思ったよりもやれるかもしれない。そこはもう体感してみないと何とも言えないので、まずはみんなでしっかり心構えを作って体感することが大事」と話してきたが、思い切り力をぶつけていく体制は整っていると言っていいだろう。
木山監督のもとで積み上げてきたサッカー、相手コートでアグレッシブに攻守を展開するサッカーをより強度高くやっていく準備のなかで、最前線ではルカオが存在感を示す。宮崎キャンプでの鹿島とのトレーニングマッチでは、キープ力や推進力を発揮しながら1ゴール・1アシストの結果も残し、190センチ超のブラジル人FWへの期待は高まっている。
ルカオの下に並ぶのは、クオリティも経験値もチーム内では突出している江坂任と、甲南大初のJリーガーとして岡山でプロのキャリアをスタートして5年目を迎える木村太哉だ。スマートで狡猾に攻撃をけん引する江坂と、がむしゃらにひたむきに走り回る木村のコンビはとても面白く、ベンチには岩渕弘人が控えることになりそうだ。
ボランチでは流通経済大のキャプテンを務めて岡山でプロの一歩を踏み出す藤井海和が好アピールを続けている。宮崎キャンプに入ってボールを奪える能力を存分に発揮して開幕スタメンも視野に入るパフォーマンを見せている。
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そして、竹内涼と藤田息吹のベテランも順調に調整しているなかで、怪我で離脱した時期も少しあった田部井涼がどこまで状態を上げてくるか。
サイドは昨季に両翼を担った柳貴博と末吉塁が担うことが予想されるが、シーズンを通してどんな競争が繰り広げられるか興味深いポジションだ。指揮官はキャンプでブラウンノア堅信や佐藤龍之介をウイングバックでも起用して、あらゆる可能性を模索していた。
ディフェンスラインは新加入の立田悠悟が中心になるなかで、J1初挑戦の鈴木喜丈と阿部海大に注目だ。J2で蓄えてきた力を思い切りぶつけてJ1を体験しながら成長していきたい。
GKは昨季に20試合を無失点に抑えたシュートストップ能力に長けるスベンド・ブローダーセンとビルドアップにも特長を持つ新加入の佐々木雅士の争いになる。タイプの違う2人のGKのどちらを選択するかで、木山監督がJ1をどう戦おうとしているのかも透けて見えてくるはずだ。
最後に強調しておきたいのは、開幕戦はクラブ史に刻まれるとても大事な試合になるが、その試合を経てチームが成長していくことが最も大事だということ。だからこそやはり、ファン・サポーターの絶大な後押しを受けながら、現在の力をすべて出し切る90分間にしたい。
取材・文●寺田弘幸
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サイドは昨季に両翼を担った柳貴博と末吉塁が担うことが予想されるが、シーズンを通してどんな競争が繰り広げられるか興味深いポジションだ。指揮官はキャンプでブラウンノア堅信や佐藤龍之介をウイングバックでも起用して、あらゆる可能性を模索していた。
ディフェンスラインは新加入の立田悠悟が中心になるなかで、J1初挑戦の鈴木喜丈と阿部海大に注目だ。J2で蓄えてきた力を思い切りぶつけてJ1を体験しながら成長していきたい。
GKは昨季に20試合を無失点に抑えたシュートストップ能力に長けるスベンド・ブローダーセンとビルドアップにも特長を持つ新加入の佐々木雅士の争いになる。タイプの違う2人のGKのどちらを選択するかで、木山監督がJ1をどう戦おうとしているのかも透けて見えてくるはずだ。
最後に強調しておきたいのは、開幕戦はクラブ史に刻まれるとても大事な試合になるが、その試合を経てチームが成長していくことが最も大事だということ。だからこそやはり、ファン・サポーターの絶大な後押しを受けながら、現在の力をすべて出し切る90分間にしたい。
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