プロ1年目はFC東京に所属
95回高校サッカー選手権(2016年12月30日から17年1月9日まで開催)で青森山田高の初優勝に大きく貢献したひとりが、GKの廣末陸だった。1年次からレギュラーを張り、U-19日本代表でもプレーした守護神は、その大会の決勝(相手は前橋育英高。結果は5-0)で複数の決定機を阻止しただけでなく、ロングフィードから2ゴールを演出と、栄光を掴むうえでの功労者となった。
この結果を受け「日本に止まらず、世界に出ていけるGKになりたい」と燃えていた廣末は、卒業後にFC東京に加入。しかし、将来を嘱望されながらも厳しい現実を突きつけられる。ルーキーイヤーの17年に続き、18年も主戦場はFC東京U-23として戦うJ3リーグでJ1の舞台に立てず。その後、レンタルで新天地を求めたJ2のレノファ山口FC(19年)とFC町田ゼルビア(20年)でもリーグ戦で出番を得られなかった。
高校選手権のヒーローがJリーグの舞台で輝けず、そのまま消えてしまうケースはそれなりにある。廣末もそうなってしまうのかと思いきや、持ち前の足技を生かして予想外の形で脚光を浴びることになった。
この結果を受け「日本に止まらず、世界に出ていけるGKになりたい」と燃えていた廣末は、卒業後にFC東京に加入。しかし、将来を嘱望されながらも厳しい現実を突きつけられる。ルーキーイヤーの17年に続き、18年も主戦場はFC東京U-23として戦うJ3リーグでJ1の舞台に立てず。その後、レンタルで新天地を求めたJ2のレノファ山口FC(19年)とFC町田ゼルビア(20年)でもリーグ戦で出番を得られなかった。
高校選手権のヒーローがJリーグの舞台で輝けず、そのまま消えてしまうケースはそれなりにある。廣末もそうなってしまうのかと思いきや、持ち前の足技を生かして予想外の形で脚光を浴びることになった。
21年、FC東京からJFLのラインメール青森FCに完全移籍すると、その初年度のシーズンに高知ユナイテッドSC戦(18節/7月25日)で絵に描いたようなダイレクトボレーシュートで劇的な同点弾を叩き込む。続く22年にFC TIAMO枚方戦(19節/8月28日)でPKを決めれば、翌23年にはHonda FC戦(15節/7月10日)で味方のコーナーキックからヘッド弾。さらに24年のJFL開幕戦・ミネベアミツミFC戦(3月10日)では90+4分に同点弾となるPKを沈め、4年連続ゴールを挙げたのだ。
GKでの4年連続ゴールはそうできるものではない。まさに偉業である。FC東京で挫折を味わった廣末がこうした形で注目されるのもどこか面白い。2025シーズン、果たして5年連続ゴールなるか。
構成●サッカーダイジェストTV編集部
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