レアル・ソシエダの久保建英には、複数のビッグクラブが獲得に興味を持っているとされている。

　なかでも、「強い関心」が取り沙汰されているのが、遠藤航の所属するリバプールだ。今季限りで契約満了となるモハメド・サラーの有力な後釜として名前が挙がっている。

　そんななか、2022年夏まで久保と３年間契約を結んでいたレアル・マドリーは、どうやら再獲得するつもりはないようだ。日本代表MFの復帰説はたびたび浮上しては消えていたが、専門サイト『Realmadrid Exclusivo』は１月24日、「フロレンティーノが売却を承認、3000万ユーロと引き換えに夏にリバプールへ向かう」と報じている。

「レアル・マドリーはこの選手の売却にOKを出し、クラブの金庫に3000万ユーロ（約50億円）が入ることになる。フロレンティーノ（・ぺレス会長）はこのオペレーションに満足している」
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　マドリーは久保をソシエダに放出する際、次にこのレフティが移籍する際の優先交渉権と、移籍金の半分を受け取れる権利を手にしている。つまり、契約解除金の半額である3000万ユーロという安価でこの人気銘柄を手にできるのだが、それよりも現金を受け取る方がベターだと考えているようだ。

「リバプールはクボの獲得に興味を持っており、フェデリコ・キエーザを送ることでレアル・ソシエダと合意に達したいとのこと。だが、ソシエダは契約解除条項の全額である6000万ユーロを望んでいる。その半分はレアル・マドリーに付与されることになる。フロレンティーノ・ペレス会長はこの可能性に喜ぶだろう」

　同メディアは、「これほどの金額がクラブの金庫に入金されることは、ロドリゴとクボが占めている立場を考慮し、日本人の獲得など考えていないマドリーの会長にとって非常に好意的に受け止められるだろう。ブラヒムとアルダ・ギュレル、高い資質を備えた３人の選手がいる。つまり他に誰も必要ないということだ」と続けた。

　右ウイングは充実しており、久保の補強は必要ないと考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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