セルティックのホームスタジアムは、世界でも有数の雰囲気をつくり出す。

　2022年１月に加入して以降、前田大然は欧州の様々なスタジアムでプレーしてきた。だが、チャンピオンズリーグ（CL）の舞台でセルティック・パークが醸し出す空気は格別という。

『Daily Record』によると、前田は「チャンピオンズリーグでもここ以上の雰囲気でプレーできるところはないだろう。この大会でのホームゲームになると、僕は今でも鳥肌が立つ。とても特別なんだ」と話している。

「このような雰囲気でプレーできるのは光栄だよ。ファンを喜ばせられるかは僕ら次第だ。こういう夜は違うように感じるんだよ。サポーターからのエネルギーが感じられる」

　前田はそんなサポーターから愛される存在となった。ゴールとアシストの双方で大きく貢献している今季はなおさらだ。前田は評価を喜びつつ、「僕はキャリアを通じてやってきたことをやっているだけだ」と述べた。

「今はゴールとアシストを記録できている。だから、やってきたことを続けられるように努めるよ。これまでのキャリアで一歩ずつ成長してこれたと思っている。さらに向上するためにハードワークを続けるよ」

「得点の調子に関して大きな秘訣はない。ハードワークしてきて、今はうまくいっている。ゴールが決まっているのはうれしい。今季はいくつか決められている。でも、本当に目標は設定していないんだ。とにかくチームに貢献し、試合に勝つ役に立ちたい」

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　それはプレーオフ進出を目ざすCLの舞台でも同じだ。セルティックは１月22日のリーグフェーズ第７節でヤングボーイズと対戦する。スイスのチームは中断期間もあり、休養十分だ。しかし、前田は試合勘という観点でセルティックに有利かもしれないと話す。

「ここ数週間は僕らにとって試合の数からとてもタフだった。日程がすごく過密だった。でも、彼らは１カ月で１試合しかこなしておらず、このレベルで戦うのは難しいかもしれない。異なる理由から、どちらのチームにとっても難しくなると思う。でも僕は、自分たちが望む結果を残すための用意を僕らが整えると分かっているよ」

　過去２シーズン、セルティックはチャンピオンズ・リーグでグループステージ敗退に終わった。決勝トーナメントの舞台をかけて競うプレーオフに駒を進めることができるか。前田は新たな景色を見ようと意気込んでいる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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