加入４年目にして通算85ゴールを挙げているセルティックの古橋亨梧は今冬、去就をめぐる報道が相次いでいる。

　アトランタ・ユナイテッド加入決定というMLSの“誤発表”と謝罪は記憶に新しい。その後もレンヌからの関心が報じられたばかりだ。

　エースの放出に関する憶測が続く理由のひとつは、以前からブレンダン・ロジャーズ監督の下で以前ほどの数字を残していないことが騒がれているからだろう。実際、今季の古橋は公式戦で12得点と、前田大然やニコラス・キューンを下回っている。

　また、20日で30歳になった古橋だけに、売却して資金化できるタイミングも限られてくる。同じCFのアダム・イダがゴールをなかなか決められておらず、新たなストライカー獲得の必要性を指摘する声もある状況だ。

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　それでも、セルティックにとって日本代表FWが重要なゴールゲッターであることも変わらない。専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、元スコットランド代表でプレミアリーグでもプレーしたニール・マッキャンは、『Warm-Up』で「セルティックの観点からは、彼を残そうとすべきだと思う。それだけ優れた選手だと思うよ」と話した。

「彼は動きという点でとてつもない。試合にインパクトを残す。セルティックを違う次元に導く。イダとはまったく異なる選手だ」

　リーグ戦で２位の宿敵レンジャーズに13ポイントと首位を独走しているセルティックは、今週からリーグフェーズが再開されるチャンピオンズリーグでラウンド突破を目指している。

　22日のヤングボーイズ戦、29日のアストン・ビラ戦は、現在21位でプレーオフ進出を狙うセルティックにとって非常に重要な２試合だ。大一番での勝負強さを称賛されてきた古橋は、大事な局面でチームをけん引できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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